スケールモデルショップ 四谷仙波堂


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【NEWS!】

パッションモデルズ P35-124 1/35 ソビエト自走砲 SU-76M エッチングセット(タミヤMM35348用) \1,100(+税)

現時点で、価格の面でも内容でもベストチョイスと言うことになるでしょう。パッションモデルズのエッチングは商品開発時に丁寧なリサーチと入念なテストが施されているため、いつも安心してお客様に勧めることができる商品ですが、今回は常にもまして設計者の熱意が感じられる力作です。パーツごとの難易度表示は無星と★二つに分かれており、★二つの部分は初心者には難しいかもしれませんが、使うと模型的密度感がぐっと高まるので、腕に自信のある方はぜひ使うべきです。マガジンラックなど、上手く組み上がったら完成後もニヤニヤしながら眺める至福の時間が待っています。模型という趣味は、今の小学校の気持ち悪い横並びゴール競争みたいな世界とは違い「どーだ、オレは上手いだろう!お前らには真似できまい!」と自慢するのも醍醐味の一つです。一方、ズブの入門者という方も無星の部分をチョイスして根気よくやれば、タミヤのキットを素組したときとは全く違う仕上がりになることが実感できると思います。その中間の方は(この値段ですから)ぜひ複数買って、弾庫やマガジンラックなど難しい部分にチャレンジしてみては如何でしょう。レターパック送付可能。


↓↓こちらも再入荷↓↓

パッションモデルズ P35-123 1/35 M4A3シリーズ ライトガード治具セット(タミヤMM35250/35251/35346用) \1,800(+税)

シャーマンファン必携ともいえる便利な治具セットです。
シャーマンのライトガード、サイレン(警笛)ガード、尾灯ガードのエッチングを挟んで押し込むと左右対称に綺麗に曲がります。NC切削された原型をレジンで複製したもの。複製時の収縮も計算されていますのでご安心ください。M.S.さんに伺ったのですが、かなり良い抜き屋さん(=加工賃が高い)を使っており、この価格設定はM.S.さんならではの良心的なものだと思います。既に発売済みのパッションのP35-120イージーエイト用セットに対応しており、お試しの意味で、対応部分を抜き出したエッチングパーツも入っています。
「シャーマンは大好きだけど、ここの部分の加工はイヤだったんだよな」という方、買い逃す手はありません。
※下の写真のサイレンガードはP35-120のもので、本セットに含まれるものとは仕様が異なります。


パッションモデルズ P35-125 1/35 M4A3シリーズ ライトガード エッチングセット(2枚入)(タミヤMM35250/35251/35346用) \500(+税)

いちおうタミヤ用ということになっているのですが、多少調整すれば各社およびM4A3以外ののシャーマンにも使用できるライトガードセットです。シャーマンのライトガードエッチングは有名メーカーのものでも形が間違っていることがあるのですが、本品は大丈夫です。ヘビーユーザーにも嬉しい価格設定で、もちろん初心者が練習用に買うのにも向いています。もっとも上の治具セットを買えば失敗する方が難しくなりますが...

ハセガワ TT110 播州の刃物シリーズ 平ノミ(2mm) \3,500(+税)

よく切れる平ノミはどのような模型ジャンルでも必要な工具です。模型用平ノミはピンからキリまでありますが、1,000円くらいのものは刃先がちゃんと形が出ていないことが多く、ロクに刃が付いていないのですぐに使えなくなります。このノミは職人による手作り品の割に値段が安く、しかし造りはしっかりしており、刃にはヤスキハガネが使われています。ヤスキハガネは日本刀の材料である玉鋼から出来ており、SK綱の一種ですが、本品は一般的なSK綱から切れ味を損なう原因となる不純物(硫黄・リンなど)を取り除いた「黄紙」と呼ばれる鋼を使用しています。更に不純物を取り除いた「白紙」もありますが、これは靭性(しなやかさ)が下がってしまうため、ノミのような道具だと普通の方には扱いが難しくなってしまいます。本品は良質な鋼を使用し、彫刻刀として扱いやすい性質を持つよう鍛え上げられた本格的な彫刻刀と言えるでしょう。手軽に使えることを強調しようと、手入れについてははっきり書かない商品も多い中で「毎回研ぐことが前提です」と書いてあるのが良心的。といっても刃渡り2mmですから研ぎは難しくなく、毎回研ぐのであれば数回擦ってやれば良いだけです。製品には砥石も付属しています。


ハセガワ TT109 模型用 メッキはがし剤(パーツ洗浄・塗装はがし) \2,000(+税)

「ああ、メッキ剥がしね、ハイターに浸けておくだけOKでしょ」と思われるかもしれませんが、それは半分だけ正解で、ハイターではメッキのノリを良くするための下地材(プライマー)が落ちないのです。プライマー落としには浸食性の強いシンナーを使う必要があり、表面が荒れるのはある程度仕方ありませんでした。このメッキ剥がし材は水性・中性でマイルドなのですが、塗装はラッカー、水性、エナメルのいずれも落とし、メッキはプライマー成分も落としてくれます。十数時間掛けてゆっくり落とすタイプですが、その分、化学変化がゆっくりで、プラ本体への影響も少ない製品です(何度も繰り返し落とすと流石に素材が劣化するのでそれは止めた方が良いとのこと)。塗装の失敗に備え一つ備蓄しておくと安心です(限定生産)。
詳しい使い方はこちら。
http://www.hasegawa-model.co.jp/tool_blog/?p=5407

ドラゴン #6688 1/35 III号突撃砲E型 \7,300(+税)→\6,570(+税)(初回特価)

歩兵への直接火力支援兵器として開発されたIII号突撃砲ですが、強力なソ連戦車に対抗するため、途中から長砲身の7.5cm砲を搭載した対戦車兵器としての性格が強くなっていきました。E型は短砲身型の最終生産型です。プラモデルメーカーからすると、A〜E型までの短砲身型はマニアで無いと区別がつかず、どうしても長砲身型の方が人気が高いため「短砲身はフランス戦で活躍したB型を出しておけば良いだろう」という考えのようで、E型はこれまで不遇をかこってきました。一応ドラゴンからもオレンジボックス版が発売になっていましたが、これは旧クレオスのキットベースで、発売当時はともかく現在の目で見ると模型としても考証面でも寸足らずのキットで、組み立て易さもいまひとつでした。今回のキットはスマートキットをベースに新金型を追加したもので、戦闘室や車体上部はかなりの部分が新規パーツとなっています。E型はそれまで戦闘室左側だけだった無線機収納スペースが右にも設けられ、このため戦闘室の装甲板形状を単純化したのが外観上の最大の特徴ですが、それ以外にもハッチ形状やリアパネルの形状が前型式のD型や後継型のF型とは少しずつ違っており、既存のキットから作ろうとすると結構苦労するする型式です。普段からドイツ車両研究をされている方には待望のキットと言えるでしょう。また、情景派にはタイフーン作戦やブラウ作戦に相応しいIII号突撃砲としてお薦めです。E型はアルケット社で1941年9月から1942年1月まで生産されました。ドラゴンのキットはそのままだと9月から10月に掛けて生産された前期型になりますが、不要部品を使えば後期生産型も製作可能です。車体後部のデフレクター(MA4)は生産途中から取りつけられるようになり、現地改修で取りつけられた個体もあったようです。これはエンジンの冷却気をV33とのV41の間から排出する際、土埃が巻き上がって遠方から発見される点が問題とされ、冷却気を偏向させるものです。これ以降III号系列の標準装備となりました。
※組み立て上の注意※
7コマ目と8コマ目で取りつけるMA25とMA26ですが、これは18コマ目で取りつけるライト(A7とA8)の座金を表現したものです。MA26の取付間隔はA8を取りつけて現物合わせで調整するとスムーズです。

ドラゴン #3567 1/35 マガフ3 \6,600(+税)

米国から最新鋭のM48を導入したイスラエルでしたが、実際に使ってみると、エンジンや潤滑油系統が発火しやすい、90mm砲ではT-54/55の100mm砲と互角程度にしかならないなど不満の残る戦車でした。このため、マガフ1/2をM48A3以降で採用になったディーゼルエンジンに換装(これに伴いトランスミッション系も刷新)、主砲をロイヤル・オードナンスL7 105mmに交換した改修型を投入。マガフ3と呼称しました。L7 105mm砲は優れた精度と貫通力を有し、後に配備されたタングステンカーバイド製弾頭を使用するとT-80初期型の車体前面装甲(ロシア製115mmに抗甚できるよう設計されていた)を貫く威力を持っていました。この砲弾はイスラエルが独自に開発したもので、ソ連(手持ちの全ての戦車が正面から貫通されてしまう)を驚愕させ、国内のT-72/80に増加装甲を取りつける緊急指示が出される原因となりました。西側諸国にもライセンス供与され、各国で同様の砲弾を開発するための礎となりました。マガフ3はその後の危機的状況でもよく奮闘し、救国の戦車となったのです。
マガフ3は実戦配備後も改良が続けられ、キューポラをM4シャーマンのコマンダーズキューポラ(覗視孔が周囲に開いているタイプ)やウルダン社製キューポラに交換、ライトをマガフ6と同じタイプに交換したもの、果ては爆発反応装甲を装備したタイプなども存在しました。
ドラゴンのマガフ3は初期型とも言える内容で、エンジンと主砲を交換した直後の状態を再現、ベースはマガフ1となっています。
ウルダン社製キューポラキューポラが入っていないのは残念ですが、これはどこかのレジンメーカーに期待して、とりあえずマガフ3の登場を喜びましょう。

ライフィールドモデル[RM-5008]1/35 ティーガーI 戦車回収車 \6,800(+税)

イタリア戦線に投入された第508重戦車大隊が現地改修した謎の車両です。遺棄された状態で発見され、パーツが部分的に失われており、記録も散逸(第508重戦車大隊自体記録が少ない)しているため「ベルゲティーガーでは無いか?」との予測で想像図が引かれ、これを元にレジンキットが発売されたこともありました。ライフィールドはこれを元に再現したもので、攻めの姿勢が格好いいライフィールドらしい企画です。最近では「地雷原啓開車じゃ無いのか」との説*も登場しており、こちらの説に従って改造するベースとしても好適です。実物に施されているツィンメリットコーティングを再現するためのブレード付き。新規のパーツには最後期型のキューポラも入っており、履帯はカステンと同じ方式の連結可動式と、相変わらずお買い得感満載です。
*車体のフロントに牽引ホールドが設けられトウバーが搭載されているのは記録写真から明らかなので回収車であったのは間違いないですが、砲身上に取りつけられていた筒はクレーンではなく、地雷原啓開のための爆薬筒を射出したのでは無いかとする説。説得力はありますが、これも何か物証があるわけではありません。興味のあるかたは"berge tiger"で検索してみてください。


ICM #35375 1/35 パナール178 AMD-35 指揮車タイプ \5,400(+税)→\4,860(+税)(初回特価)

好評のパナール178に無線機を搭載した指揮タイプです。インテリアの無線機パーツも追加されているのが当たり前と言えば当たり前ですが、きちんと真面目にやっています。これまで通り、エンジンルームや砲塔内部も完全再現されています。


ICM #35518 1/35 ZIL-131 緊急トラック \6,200(+税)

ZIL-131は軍用だけで無く民間でも使用されましたが、これはそんなトラックのひとつで、緊急トラックというタイトルのワークベンチタイプです。詳しい説明はメーカーサイトにも無いのですが、何かの機器が壊れてインフラが停まった際に駆けつけて緊急修理する車両のようです。ICMのバンは車内が空っぽのことが多いのですが、このキットは内部の部品庫や工具類を再現しています。ゾンビ映画などにも出てきそうな車両で、ミリタリーファン以外にもオススメです。マーキングは箱絵のキャビンがロシアングリーンのタイプとキャビンを含めて黄色いタイプのどちらかが選択可能です。


インフォーカス1:ヘッツアー戦場写真集 \3,250(+税)(売り切れ)

パンツァーレックスでその目利きぶりを披露したリー・アーチャー氏の新シリーズです。一つの車種に絞って写真を紹介すると共に、記録写真をCGでフルカラー復元するページも設けられています。ヘッツァーは工場での型式認定写真は良いものが沢山あるのですが、実は戦場写真は良いものがあまりありません。本書では、アーチャー氏ならではの知己の多さを強みに良質な写真を選りすぐって収録しました。マニアにはお馴染みの写真も多いですが、デジタルエンハンスのおかげで車輌製造番号(ヘッツァーの場合は主砲直下に書かれている)が読み取れたりと、決して油断できません。アーチャー氏は製造番号からBMM社製なのか、スコダ社製なのか、製造年月はいつなのかまで解説してくれていますから、見慣れた写真でも俄然見る目が変わってくるというものです。その人気から資料がたくさん出ているヘッツァーですが、情報の信頼性の高さ、当を得たキャプション、写真の質の高さなど入門者からベテランまで本棚に加えておきたい一冊です。
問屋さんによると「偶然にもEU離脱でポンドが激安になった瞬間に取引できた」「次回はこの価格はたぶん無理」とのことですから、この機会にどうぞ。112ページ、英文、レターパック送付可能。

【7/10追記】
当店でお買い上げいただいたお客様へのささやかな特典として、原著P.30-33に掲載されている第731装甲猟兵大隊のゾンマーフェルト中尉の手記の日本語訳(約7000文字)を添付します。
731大隊はいち早くヘッツアーに装備改編した部隊の一つで、本書の表紙はゾンマーフェルト中尉の乗車をCGで再現したものです。731大隊はクールラントポケットで包囲されますが、彼の中隊だけで110両を撃破するなど降伏の日まで戦い続けました。1945年2月、110両目の撃破を祝う写真が残っていますが、中尉の乗車が初期型である事に注目です。非常に脆いヘッツアーを撃破される事無く戦い続けたということでしょう。本書には731大隊所属車両の写真も多数収録されており、併せてご覧いただくことでイメージが膨らむのではないでしょうか。


モンモデル TS-026 M1A2SEP エイブラムス TUSKI/TUSKII \8,200(+税)(再入荷)
凄いです。精密さと組みやすさを両立させた正調派キットですが、従来の全てのキットを凌ぐ解像度。個人的には2016上半期のベストキットとしてイチオシです。詳しくはこちら。


モンモデル TS-027 レオパルト2A7 \8,200(+税) → \7,380(+税)(初回特価)(再入荷)

レオパルト2A7はドイツ連邦軍のレオパルト2の最新改修型です。戦車王国の伝統を受け継ぐレオパルト2ですが、唯一の弱点は、就役当時にNATO域外派遣が禁じられており、実戦データが取れなかったことです。しかし、これはコソボへの派遣、カナダ軍の2A6のアフガンへの派遣などで徐々に蓄積され、レオパルト2の基本的なコンセプトの正しさが証明されました。特にカナダ軍は、アフガン任務に投入した18両の2A6Mが雨あられと撃ち込まれたRPGとIEDをものともせず、全損ゼロで生還、というずば抜けた戦績を上げました。2A7はこれらの実戦データを反映したものです。砲身長は55口径のままで、何か「あっと驚く」装置は施されていませんが、そこが逆にドイツ戦車らしさだと言えるでしょう。2014年に配備が始まったとき、タンコグラッド社がいち早く詳細な情報を提供しましたが、たぶんそれを見た模型メーカーは頭を抱えたと思います。2A7は2A6と比べ、ぱっと見た目が同じであるのに、細かいところがほんのちょっとずつ違っており、殆どのパーツが作り直しになるからです。このキットも前作のレオパルト2A4のパーツが流用されているのは転輪とサス、履帯だけであり、他は完全に新規となっています。たまたまラインナップに2A6を持っていなかったモンモデルだからこそ発売できたキットです。前作エイブラムスで目の肥えたマニアを唸らせた同社だけに今回のキットもまた非常に丹念なリサーチを経たもので、細部表現もすっかり垢抜けて洗練されたものになりました。履帯は連結可動式、エッチングの使い方も当を得ており、バックミラーにはインレットが奢られています。「タミヤみたいに作りやすいキットを他のメーカーはなぜ出してくれないのか」とお嘆きの方、ぜひ本キットをお試しください。

AFVクラブ AF35230 1/35 M60A2パットン 後期型 \8,400(+税)→\7,560(+税)(初回特価)


M60は戦後米戦車の技術の集大成といえる堅実な設計でしたが、主砲のL7 105mm砲は大戦中の技術の延長上にあったため、3000mでの砲戦命中率は20%程度と見積もられており、これは大量のT-55とT-62を迎え撃った場合に心許なく感じられました。このため、次世代のMBT-70が就役するまで、遠距離砲戦を担当するミサイル戦車を場つなぎに製作することが提案されました。搭載するのは当時最新鋭だったシレイラミサイルで、MBT-70にも搭載予定でした。誘導方法は先進的で、ミサイルを発射したら砲手はモニターの十字を目標に据えておくだけで勝手にミサイルが命中してくれるというもので、3000mでも70%程度の命中率が期待されていました。出来上がったM60A2は正面の暴露面積を減らすため独特の形状となっており、最新テクノロジーを搭載していたことからも「宇宙船」のあだ名が付けられました。
しかし、使用してみると、様々な問題が発生しました。赤外線による有視界誘導だったため、目標にミサイルが到達するまで母体は激しい機動が出来ないこと、雨や霧、川から立ち上る水蒸気といった自然現象で誘導困難になること、730m以内は誘導不能なので近接戦闘ができないこと。そして最新システムにありがちな整備の複雑さから、配備部隊には極めて不評でした。このため生産は早期に打ち切られ、既存の生産車はM60A3か架橋戦車に改修され姿を消してしまいました。

このように実際にはあまり使われなかったことから欧米では人気が無い車両ですが、日本ではその特異な姿がSFメカっぽいからか、結構な人気があります。
先日ドラゴンからもニューキットが発売になりましたが、やはりAFVクラブを待っていた、という方は多いのではないでしょうか。
キットは期待通りの出来で、近未来的な砲塔を全体形状、ディティールとも見事に再現しています。砲身カバーは軟質樹脂製、各種光学兵器は透明部品で再現、金属砲身付きです。エッチングはボイジャーのOEMで、必要最小限の箇所が厳選されています。

ファンモールド FM47 陸上自衛隊戦車乗員セット('65-'90年代)\1,800(+税)

陸上自衛隊が1960年代半ばから1990年代まで使用していた65式作業服を身につけたAFVの乗員セットです。乗車状態の隊員が3名、下車してヘッドホンを外し、小火器で武装した状態の隊員が1名入っています。

下車状態の隊員(写真左)は武装としてグリースガンか64式小銃を選択可能、乗車状態の隊員は70年代半ばから使用された新型ヘッドホンかそれまで使用された旧型ヘッドホン着用のヘッドをどちらか選択可能です。

ご覧のように、ベルトの生地の質感とベルト穴まで再現された緻密なモールドで最近の高解像度のキットと違和感無い仕上がりです。顔も見事な日本人顔。
創生期の60式無反動砲をはじめ、60式装甲車、61式戦車、74式戦車などに広く使用可能です。
また、この65式作業服は迷彩一型服とも基本形状は同じですから、普通科の隊員を作りたい、という方のベースとしてもお薦め。ポーズも素直で改造のベースとして好適です。階級章デカール付き。


ファインモールド FM46 61式戦車(改修型) \4,800(+税) →\4,320(+税)(初回特価)

タンクアート怒濤の入荷のせいで、ご紹介がすっかり遅くなりましたが、待望の61式戦車近代改修型です。戦後初の国産戦車として就役して以来、2000年まで使用された同車は途中で暗視装置やアクティブ投光器、スモークディスチャージャーの装備などの改修を受けました。キットはこの姿を再現するものです。変速機など開発当時の技術的限界から決して扱いやすい戦車とは言えなかった61式ですが、自衛隊ならでは非常に高い練度の隊員さんに支えられ、特に射撃精度は素晴らしいものだったと言われています。本キットは綿密な実車取材に基づいた、いかにもファインモールドらしい労作です。



ICM #35615 フランス装甲車クルー(1940) \1,500(+税)

ICMは、パナール装甲車用として先にドイツ兵のフィギュアセットを出しましたが、こちらは本家フランス軍のパナール用フィギュアセットです。スパナとウェスを手にエンジンを整備中、砲弾を補給中の2名、何をするわけでもなく傍観している将校(^^;の4体セットで、ICMらしく的確な人体骨格で端正に仕上がっています。フランスの機甲部隊と言えば革ジャケットですが、エンジン点検中の兵士はシャツ姿で、アクセントとして貴重です。内部まで再現されたICMのパナールの見所を引き立たせるキットと言えるでしょう。


ハセガワ TL15 瞬間接着剤 極細ノズル(10本入り) \500(+税)(売り切れ)

職人さんが、一本一本、手伸ばしで作った瞬着ノズルです。「押して出す」のではなく「毛細管現象で吸い込まれて」接着剤が入りますので、微細なエッチングパーツの取付に威力を発揮します。手作りなので太さに若干振れ幅がありますが、いずれも機械では製造できない究極のノズルです。


TANK ART1 第三版 \5,500(+税) 入荷しました!
予定から1ヶ月遅れましたが、なんとか出版に漕ぎ着けました。新作の2点ですが、更に作品の質が向上しており、さすがというところです。
ご予約のお客様には商品の発送と入荷のご連絡(事前の連絡を希望された方とお振り込みでお支払いの方)を差し上げましたのでご確認ください。
店頭でお受け取りをご希望の方はご来店お待ちしております。なお、若干ではありますが、店頭販売分もご用意しました。

当代最高の戦車模型塗装技術指南書、タンクアート1の第3版がついに発売。第2版は224ページでしたが、全体にレイアウトを見直し、かつ記述を修正した上で、以下の写真の2作例を追加して+64ページとなります。





サボットパブリケーションズ SP002 M9 装甲戦闘ドーザー ディティール写真集 \4,250(+税)(売り切れ)

M9ドーザーはM1エイブラムスと梯団を組める、高速の装甲ドーザーです。その姿はハリウッド映画に出てきそうな近未来的な形をしています。固有武装は無いものの、乗員区画と機関部を集中的に守り、敵前で行動することを前提にした画期的な車両です。軍用車両であるにも拘わらず、乗員が一人(全周は満載したセンサーやカメラで視察)という点もユニークです。1986年から実戦配備されているのですが、ネット含めて極端に露出が少なく、まとまった資料はこれが初めてです。前作のエイブラムス写真集と同じく、ガチガチのモデラー視線で撮影されており「ほらほら、ここ見たかったでしょ、タコムのキットはここは省略されてるから、ココだけは手を入れようね〜」という声が聞こえてきそうです。127ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。


エイブラムス・スコード No.15 \1,900(+税)

パンダホビーのZTZ-99Aは99式戦車の最新改修型をキット化しており、これをステップバイステップで紹介。T-80BVは本誌らしい、戦場の香り漂うリアルな仕上がり。ディティールセットは余り使わず、塗装だけでここまで出来る、と言う作例です。これまたステップバイステップで丁寧に紹介。メルカバMk.IIの滑り止めはペット用のトイレの砂を使用、レジェンドのディティールセットと併せ、どことなくオモチャっぽいアカデミーのキットを非常にリアルに仕上げています。その他BMP-3、トヨタのランクルにTOWを搭載した改造車、イーグルIVとゲパルトの実車写真などを掲載。72ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。


同人誌 国本康文 国本戦車塾11号 復刻版兵器迷彩要領 \1,000(+税)(売り切れ)

明治以降、昭和までの日本軍の迷彩については謎が多く、かつ切り込んだ論文も限られている中で、日清日露戦争から太平洋戦争までの変遷を簡単にまとめると共に、軍の定めた迷彩規定書である「兵器迷彩要領」(昭和19年版)を読み解いていくものです。原著にはカラーチップが添付されており、本書にも複写したものが掲載されていますが、残念ながら褪色が著しく、どのように褪色したかの推測も含めて論じられています。GSIクレオスの陸軍色で塗装した模型と兵器迷彩要領掲載写真(白黒)との比較もあるなど、研究家はもちろんモデラーにも興味深い記事が掲載されています。いつもながら、一次資料を併載しつつ素人にも解りやすい平易な言葉で構成されており、この分野の資料は殆ど持って無いと言う方から本格的に研究をされている方まで広くお薦めです。本文はモノクロで表紙1-4のみがカラーです。34ページ(表紙まで入れると38ページ)。レターパック送付可能。

※恐れ入りますが、送料無料の対象となりません。
※同人誌のみお買い上げの場合、お支払い方法は銀行振込のみとさせていただきます。

ズベズダ #3667 1/35 T-35 重戦車 \5,000(+税)(売り切れ)

数少ない実用化された多砲塔戦車として人気のT-35ですが、何しろ図体がでかいため、なかなか手を付けるメーカーが少ないアイテムでもあります。1/35では、古くはICMが発売していましたが、その後金型の所有権がアランゲルに移り、アランゲルの倒産と共に市場から消えてしまいました。その後ホビーボスからキットが発売になりましたが、手軽に買える価格のキットではなく、本家ロシア発の新金型T-35として期待していた方は多かったのでは無いでしょうか。キットが再現したのは生産数の殆どを占める、砲塔の装甲板が垂直になっているタイプです。ホビーボスがエッチングをふんだんに使っているのに対し、牽引ワイヤー以外は全てプラスチックというプラモデルらしい構成。奇を衒ったところはありませんが、副砲塔は砲尾をパーツ化、主砲塔内は簡単ではありますがインテリアも再現された設計です。モールドはカッチリしており、履帯は部分連結式となっています。内容を考えるとかなりお買い得ではないでしょうか。


同人誌 吉川和篤 写真集 イタリアの豆戦車 CV33,35&38 第三版 \1,100(+税)(売り切れ)

表紙には第三版とありますが、実際は「三度目の改訂版」ってことで第四版になるそうですが(^-^;、久々の改訂版で、初めて目にする方も多いのでは無いでしょうか。戦車と言うより移動機銃座的性格の本車ですが、お手頃価格で、たいした整備施設の無い国でも扱える近代戦車とあって多くの国で使用されました。第三版ではイタリア以外で使われた本車を中心に12ページを増補。これだけ充実したイタリア豆戦車本は他になく、ガルパンファン、研究者、ヒストリアン問わず必携の内容。増補版ですからもう以前の版は(コレクション目的以外では)探す必要はありません。46ページ、レターパック送付可能。
※恐れ入りますが、送料無料の対象となりません。
※同人誌のみお買い上げの場合、お支払い方法は銀行振込のみとさせていただきます。

ドラゴン #3563 1/35 MIM-104F パトリオット PAC-3 M901ミサイルランチャー \12,800(+税)→\9,999(+税)(初回特価)(売り切れ)

MIM-104 パトリオット(航空自衛隊の呼称は「ペトリオット」)は1981年に配備が始まった地対空ミサイルシステムです。1991年の湾岸戦争でスカッドミサイルを迎撃したことで一躍有名になりました。この時点のパトリオットはMIM-104C(PAC-2)で、主に航空機や巡航ミサイルを対象と想定しており、近接信管で弾頭を破裂させ、弾片効果で撃墜/飛行不能にするものでした。この方式は、前述の目標なら効果的だったのですが、スカッドなど弾道落下してくる戦術ミサイルの弾頭を破壊するには威力不足で、湾岸戦争でも迎撃に成功したものの、破壊しきれなかったミサイルの残骸で被害が出てしまう、という例が続出しました(弾道弾なので、飛翔コースが変わらなかった場合は残骸はそのまま目標地点に到達してしまう)。このため、戦術ミサイルに直撃して完全破壊する方式に変更されたのがMIM-104F(PAC-3)です。PAC-3はミサイル自体が小型化し、それまでのランチャーがコンテナ1基につき1発のミサイルを搭載(ランチャーには最大4コンテナを搭載可能)していたのに対し、PAC-3はコンテナごとに4つのミサイルセルを内蔵しており、最大16発を搭載できる形態に変わっているので識別は容易です。
ドラゴンのキットは多数の機器から構成されるパトリオットミサイルシステムのうち、M901ミサイルランチャーを再現したものです。すっかり評判を落としてしまったブラックレーベルですが、本作はドラゴンスタンダードなモールドに復帰しており、ひとまずほっとしました。ミサイル本体も1発が付属しており、ホビーショーの展示見本のようにランチャーから飛び出す瞬間を再現する事も可能です。
デカールはイラク戦争の米軍のものと航空自衛隊第4高射群 第14高射隊のどちらかから選択できます。



ドラゴン #6838 1/35 SU-76i 対戦車自走砲 \7,400(+税)→\6,660(+税)(初回特価)(売り切れ)

スターリングラードの戦いの後、ソ連軍は大量のIII号戦車とIII号突撃砲を捕獲しました。これらは主に燃料不足で放棄されていたもので、整備すれば再使用が可能でした。しかし、60口径の5cm砲や24口径の7.5cm砲では威力不足と考えたソ連軍は、第38工場で装甲筐体を製造しT-34の砲架を搭載した対戦車自走砲を製作しました。iはInostrannaya(「外国」の意)の略号です。ある記録によれば600両余りのSU-76iが製造されたといわれています。主に1943年の戦いでドイツに対し使用されましたが、SU-76やSU-85が配備されると前線から引き上げられて訓練用に使用されました。これまでもガレージキットでは改造キットが存在しましたが、ドラゴンのスマートキットの中でも特に出来の良いIII号戦車をベースにしたインジェクションキットはやはり嬉しいところです。キットはIII号戦車のシャーシを母体とした個体を再現しており、ドイツに捕獲されて鉄十字を描かれているというややこしい個体のデカールも付属しています。



ドラゴン #3565 1/35 IDF マガフ1&2 2in1 \6,600(+税)→\5,940(初回特価)

隠し球のようにいきなり始まった「中東戦争シリーズ(MIDDLE EAST WAR SERIES)」の第一弾で、箱絵のデザインも思いきって換えてきました。なるほど、2016年は湾岸戦争25周年であると共に六日戦争(第三次中東戦争)50周年でもあるわけですね。ドラゴンの2in1は「この程度のパーツの差し替えで名乗るとは片腹痛いわ」というものから「やるじゃねえかドラゴン」と思うものまでさまざまですが、このキットは後者です。M48A1ベースのマガフ1とM48A2Cベースのマガフ2を選択できるように車体上部が2つ入っているのを手始めに、現代的視点のスケールキットは初めてであるM48A2C用パーツが大量に追加されています。マガフ1&2を欲しかった方には待望のキットであると共に(デカールを自分で用意できる方は)M48A2Cとして組み立てても良く、かつ値段も最近のドラゴンとしては良く抑えている好印象のキットです。とにかく、ベースになっているM48A3が非常に筋の良いキットであるだけに本作もまたミッシングリンクを埋めるに相応しい内容となっています。

大日本絵画 ツバサノキオク \3,200(+税)(売り切れ)
-自衛隊救難部隊の真相と実態-

スケビ2011年9月から2016年3月までの同名の連載を再構成、加筆修正したものです。本文はアニメ「よみがえる空-RESCUE WING-」のプロデュースでも知られる杉山潔氏が担当されています。氏が自衛隊の救難活動に関する著作やプロデュースに積極的に携わるようになったのは当時所属していた会社で小松救難隊のDVD制作を担当、その後、千歳救難隊所属機の墜落事故に際し、マスコミのあまりの無理解な報道姿勢に怒りを覚えたからとのことです。いうまでもなく、その国の報道のレベルは国民のレベルでもあります。「マスゴミ」などという言葉で無意味に貶めたり、逆に「テレビに出た」というだけで自分が一般人とは違う身分になったようにふるまうのは見苦しいの一言です。世間には様々な人間がおり、思想や知識も千差万別です。知らない知識は補い合う、教訓は世間に広く知らしめる、本書は普段自衛隊とは縁が無い方にも知見を広めてくれる一冊です。東北大震災の直後に連載の始まった「ツバサノキオク」はこの大震災における自衛隊の救難活動とその背景を誠実で丁寧な取材の下、本質を描いていくとと共に、過去の阪神大震災や山岳救難でのヘリ墜落事故など一般報道ではなかなか紹介しきれない/されない部分についても分かりやすく書いています。救難隊の優れた技量に対し「神業」「神操縦」といったネットにありがちな言葉で称賛することへの危惧も書いているなど、冷静な視点が貫かれています。雑誌の連載は散逸しやすく、この機会に手元に置いておきたい一冊です。223ページ、レターパック送付可能。

ローデン 1/35 #35806 M37 3/4トンカーゴ \6,400(+税)→\5,760(+税)(初回特価)

ドイツ軍がモスクワ前面で敗北した理由の一つに、3トンクラスの車両までは機械化されていたが、そこから下は馬匹や人力で補給物資を配布していたという事情があるようです。列車から集積地に荷下ろしされ、オペルブリッツ(3トンクラス)である程度小分けに出来るが、そこから先、部隊に配るための1トンクラス以下のカーゴと効率的な配布のノウハウが決定的に不足していたといわれています。このため、寒中で補給物資を受け取ることの出来ない部隊が続出し、ソ連軍の冬季反攻に耐えられなかった、ということが近年分かってきました。
米英軍は1トン以下まで完全機械化できた第二次大戦唯一の軍隊で、米軍は「WC(ウェポンキャリアー)」と称して、1/2、3/4、1.5トンクラスのトラックを運用していました。この中で一番使い勝手が良いとされたのがダッジWC51/52/53に代表される3/4トンクラス。「ビープ」の愛称で呼ばれていました。
M37は、ダッジがWCシリーズで得たノウハウを全てつぎ込んだ後継車両です。積載量は3/4トンで、タフで、使い勝手が良く、貨物輸送、火器牽引、分隊輸送までまさに「何にでも使える」「どんな道でも乗り入れられる」伝説の車両となりました。多くの派生車のベースともなっています。
1950年の生産開始後、すぐさま朝鮮戦争に投入され、1968年の生産終了までに115,000両という途方も無い数が生産されました。ベトナム戦争の米軍小型トラックといえばこのM37であるといって過言ではありません。現在でも愛情をもってレストアされ、元気に走り回っている個体が多数あります。
しかし、朝鮮戦争、ベトナム戦争共に本国アメリカでウケの良くない戦争だったのが災いしたのでしょうか。これまでキットに恵まれず、米軍ファンの嘆きの種でもありました。ローデンらしい、冴えた車種選択と言えるでしょう。
ローデンはとかく無機質になりがちなCAD/CAM-NC切削時代にあって、唯一といって良い「味」のあるモールドが出せるメーカーです。その辺は真面目四角に描かれることが多い最近の箱絵とは異なり、超広角レンズで撮影したような絵画調のボックスアートにも現れています。パーツを見て分かるのは、とにかくその部品がどのような役割を持っているのか、きちんと分かって彫刻していること。反面、おそらく嵌め合いは良くないと思われるので組みやすさがキット評価の絶対基準である方には向きません。しかし、こういうキットを見事料理したモデラーの作品は、模型雑誌の「教科書」記事を元に作った完成品とはひと味もふた味も違うものに仕上がっている。そんなキットです。例によってエッチング一切無し、プラモデルらしいプラモデルです。


IDFのマガフ Vol.1 マガフ1&2 \4,130(+税)

ドラゴンのマガフ1&2 2in1キット発売に合わせて、既刊のご紹介です。
東西冷戦のただ中で、米国がイスラエルに肩入れすることはソ連を刺激しかねない危険な行為と見なされていました。しかし、若き大統領ケネディはとうとうイスラエルへの武器援助を解禁。ホーク地対空ミサイルに続き、最新鋭の主力戦車であるM48の輸出を画策します。しかし「いくら何でも直接はマズい」と西ドイツに保有しているM48A1をイスラエルに売却するよう要請。産油国であり貿易の大事な得意先であるアラブ諸国の怒りを買うことを恐れた西ドイツは猛反発しますが、安全保障をタテに脅迫に近い説得を続けると共に西ドイツにはM48A3を配備することを約束し、ついに西ドイツは折れます。イスラエルは「モーゼ作戦」を発動し、密かに西ドイツに戦車搭乗員を送り込んでM48へ慣熟させ基幹要員を育成します。ついに最初の40両のM48A1がイスラエルの港に到着。導入作戦のコードネーム「マガフ」から「マガフ1」と名付けられました。ソ連の反応を観察した結果「これなら直接売却しても大丈夫」と判断した米国は続いてM48A1を更に100両追加。更にM48A2Cを売却し、これは「マガフ2」と名付けられました。これらは年代を下ると共に魔改造されていきますが、本書は秘話満載の「マガフ計画」の全貌と到着直後のイスラエルでの慣熟訓練の様を未発表写真で紹介するものです。マガフ1とマガフ2の実車はマガフ3に改造されたため現存しておらず、生きたマガフ1/2の写真を観察できる非常に貴重な一冊で、発売から3年経過した今も、この分野で本書を凌ぐ類書はありません。このシリーズの特徴であるディティール写真ですが、前述の理由からマガフ1に非常に近いロットのM48A1を紹介しています。
港に到着したマガフの姿や若き日のタル将軍、そして新編の第79大隊で慣熟中のマガフの貴重なショットを紹介。当時の戦車兵の姿がよく分かる写真も掲載されています。
巻末にはマーキング&塗装解説のカラーイラストを掲載。80ページ、英文、モノクロ/カラー、レターパック送付可能。

ブルースチール5 レバノンのAMX-13 \4,000(+税)

久々に出版されるブルースチールシリーズの新刊です。このシリーズはレバノンをネタにしたものが多く、日本人には馴染みが薄いのですが、取り扱っている内容は非常に貴重なものが多く、タイトルだけ見てスルーするのは勿体ないです。本書も「俺、レバノン軍興味ないし」と仰らず、まずは中身を見て頂きたい良書です。サンプル写真にあるとおり、レバノン軍のスクラップヤードにあるAMX-13(75mmタイプ、90mmタイプ、105mmタイプ)を中心にした写真集ですが、IDFのAMX-13については就役当時の記録写真と博物館の現存車を収録、併せてスイスの博物館に保存された状態の良い展示車も収録しています。また、レバノン陸軍が射撃訓練に使っているAMX-13とAMX-VTTも併せて紹介しています。スクラップヤードの撮影自体は近年のようで、良いデジカメを使っているので非常に鮮明な写真ばかりです。キャプションは写真を撮影したムスタファ・エル-アサド氏によるもので「(スクラップヤードの大半の車両はレバノン軍がフランスから購入したものだが)このNo.12はミステリアスだ。75mm砲装備型で、一番下層はIDFのシナイグレーであり、その上に南レバノン軍のブルー、更にオリーブドラブがオーバーペイントされている。ヘッドライトとアンテナはIDFで使われた物である。(レバノン軍の)1970年代の古いタイプのライセンスプレートの上に、新しいアルミのライセンスプレートが取りつけられている。おそらく、南レバノン軍に譲渡されたIDFの車両をレバノン軍が捕獲もしくは接収したものであろう」と言った具合で読み応えがあります。著者の一人であるフェデリコ・コラダ氏はかなり腕の良いモデラーでもあり、タコムのキットの製作記事も収録しており、経年変化で劣化した塗装や錆表現のテクニックガイドにもなっています。タコムのキット製作はもちろん、タミヤのキット製作にも有用です。106ページ、英文、フルカラー、レターパック送付可能。


サボット パブリケーションズ M1A2 SEP ディティール写真集 \3,900(+税)(売り切れ)

モンモデルのM1A2SEPの監修を請け負った、クリス・ムロスコ氏とブレット・アバンツ氏が共同で立ち上げた新興出版社「サボット・パブリケーション」の出版第一弾です。
「サボット」は現代の高初速徹甲弾の弾体(飛翔体)を支えるパーツ(装弾筒)の事で、このパーツは装薬から産み出された運動エネルギーを弾体に伝えるには必須の部品ですが、飛翔体が砲口から飛び出た時点で剥がれ落ちます。モデラーを弾体とすると、モデラーのリサーチを強力にサポートする、しかし我々はあくまで裏方である、と言うような意味合いでしょうか。
お二人ともワールドクラスのモデラーで、志願兵として軍務経験もあるため、モデラー、軍関係者共に知己が多く、期待の出版社と言えるでしょう。
第一弾の本書ですが、結論から言うと「今後、エイブラムスを作るにあたっては真っ先に手に入れたい資料」といえます。
現在は、ネットにディティール写真が沢山あり「出版物など買わなくても十分」と思っている方も多いでしょう。もちろん、ネットには手軽さや最新情報が手に入る利点がありますが、一方、その多くは素人が撮影したもので、対象物に関する説明は殆どの場合ありませんし、撮せる部分も限られています。また、ひどいのになると被写体の型式が間違って記載されたりしています。
本書はエイブラムスと模型製作の両方に深い知識を持っている方が編集したものですから、例えば「フェンダーのスプリングに履帯のエンドコネクターが1個引っかけてあるのが見て取れる。これは履帯のメンテナンスに便利なので現場でよく見かける装備方法だ」「ここは樹脂製だからチッピングしちゃアカンよ」「ここ、合金だから赤錆表現ダメよ。ちまちま剥がれるんじゃ無くてこんな風にべろっと塗装が剥がれちゃうこともあるんだよね」といった具合です。「ああ、モデラーだな」というショットも満載で、まさに「そこが見たかった」部分が映っています。タイトルはM1A2SEPですが、もちろんTUSK付きやV2の写真も含まれています。また、訓練風景から見て取れる戦車兵の様子や迫力の発砲シーン(発砲の衝撃波でフェンダーの隙間から土埃が噴き出す)など情景製作派にもお薦めです。まさにモデラーによるモデラーのためのM1の写真集。第二弾はM9装甲ドーザーとのことで今から楽しみです。100ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。


AFVmodeller No.88 \2,300(+税)

今回の巻頭はモンモデルのマークVの情景。内部構造を見せるため工場の生産ラインを再現するというコロンブスの卵のような情景ですが、製造中の部品の色(装甲板は基本的に金属食剥き出しで、パーツによってはレッドオキサイドが塗られている)など地道にリサーチされた力作です、カナダ軍の2A6Mはホビーボスでは敢えてタミヤを使った正統な作品。タイガーモデルのナグマホン、M113A2など、今回はスラットアーマー成分多めながら良い作品が集まっています。64ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。


タコム #2055 1/35 T-54B後期型 \6,800(+税)→\5,999(+税)(初回特価)

T-54はT-55とひとまとめにされることが多く「ベンチレータの付いているのがT-54」などと識別されることが多いです。しかし、ハリコフで設計されたT-54と、これをニジニ・タギルで改良発展させたT-55は、実は様々なところが異なっています。このため、たとえT-55を発売したメーカーでもT-54を出すには目立たない割に大量のパーツを新規に起こす必要があり、戦車史に欠かせない車両であるにも関わらず冷遇されてきました。
タコムのT-54/55シリーズはファミリーを網羅することを最初から視野に入れて設計されただけあって、T-55とは砲塔リング基部の形状が異なる点を再現するなど、徹底リサーチされたキットです。前面装甲板に穿たれた車体機銃口もきちんと再現されています。
これでミッシングリンクがまたひとつ埋まりました。
キット化されたのは西側呼称T-54Bと呼ばれるモデルで、ソ連の開発呼称はオブイェクト137G2(もしくはT-54 1956年型)です。1955年に制式化、57年から部隊配備されました。大きな改良点は、主砲が2軸(垂直及び水平)砲安定装置のついたD-10T2S(T-55と同じ主砲)に交換されたことです。内部的には砲塔下にターンテーブルが付き、これでようやく装填手が砲塔に合わせてダンスを踊る必要がなくなりました(砲安定装置の搭載により砲尾と砲塔が人間を介さず勝手に動くためこれは必須の装備です)。また、生産後期には砲手用にルナ2赤外線サーチライトとTPN-1-22-11赤外線暗視装置、車長用にOU-3赤外線サーチライトが装備されました。タコムはこの後期型をキット化しています。ルナ2サーチライトの蓋は2種から選択可能です。
T-54AM/AMVと同様に、シャープなモールド、他社のT-54/55では省略されている部分も丁寧にパーツ化されています。当たり前ですが、履帯と起動輪はOMShタイプ。また、この時期にどれくらい運用されていたかは分かりませんが、鋳造製のスパイダーウェブ転輪を選択することも可能です。本車らしくデカールも多彩で、ソビエト本国、ベトナム、イラン、パキスタン、シリア、アフガニスタン、エジプトなど8種から選択可能です。
タミヤのT-55と並べるも良し、ミニアートのT-44と作り比べても興味深い発見があるはずです。


タコム #2054 1/35 69式戦車-II(2in1)イラク仕様 \6,800(+税)→\5,999(+税)(初回特価)(売り切れ)

かつての中ソ蜜月時代、ソ連のT-54を59式戦車としてライセンス生産していた中国が、これをベースに初めて国産技術を導入して発展改良したのがノーリンコ WZ121こと69式I型戦車です。これには1969年の中ソ国境紛争の際に捕獲したT-62の技術が取り入れられていると言われ、実際車体後部はT-62に酷似しています。WZ121は極く少数が製造されたにとどまり、本格的に生産されたのはWZ121Aこと69式II型です。
69式II型はカタログ上に記載されたスペックの割に安価であったため、各国に輸出されました。
生産途中で様々な改良が加えられていますが、タコムのキットは、イラクに輸出されたタイプで、1980年から88年のイラン・イラク戦争、1991年の湾岸戦争と2003年のイラク戦争で使用されたタイプを再現しています。中国独自開発の砲安定装置と照準装置、レーザー測距儀、弾道コンピュータ、赤外線暗視装置、NBC防御システムなど近代的な装置が多く搭載されていました。車体下部にはサイドスカート、砲塔をぐるっと取りまく雑具ラックが独特の雰囲気となっています。
キットは指揮型かノーマル型を選択できるコンバーチブルキットです。砲塔の対空機銃は、お馴染みのDShK機銃もしくはそれの中国版コピーである54式機銃を選択可能です。
69式II型は、T-54の発展型で、本家T-55では廃止された車体機銃や砲塔上のベンチレータも残されており、履帯は旧型のOMSh。これに怪しげな中国製機器が満載された、魔改造感たっぷりの兵器です。ぜひ本家T-54Bと並べたいところです。また、エイブラムスと並べた情景も面白いでしょう。


タミヤ MM349 1/35 AMX-13 \4,000(+税)→\3,600(+税)(初回特価)

第二次大戦が勃発するまで、陸の軍事大国を自認していたフランスですが、ナチスドイツに僅か数週間で蹂躙され、占領期間中は技術開発を禁じられ、屈辱的なドイツ軍の兵器生産を命じられていました。しかし、44年に祖国解放されると46年には早くも空輸可能な軽戦車の競作が各社に提示されました(空輸可能としたのは世界中にある植民地で反乱が起きた際、いちはやく鎮圧するためで、植民地帝国として返り咲くつもりバリバリだったのです)。
これに応じたAMX社は48年に早くもプロトタイプを完成させ、1951年採用、1952年から量産に移ったのです。
完成したAMX-13は、戦後まもない時期に開発されたとは思えないモダンなデザインで、臆すること無く先進的な機構を随所に採用していました。フランス人の意地と誇りここにありというところでしょうか。
要求仕様を満たすために乗員を3人にして軽量化することを考え(派遣人員が少なく済めばそれだけ兵站も楽になります)、自動装填装置を採用しました。戦車の自動装填装置は現在もなお、装填の際には仰角を水平に戻す機構の物が殆どですが、砲と砲塔を一体にした揺動砲塔とすることで、発射後そのまま再装填することが可能となり、構造の単純化と信頼性を確保しました。砲はドイツのパンターが搭載した7.5cm砲をフランスで独自に発展させた物です。この砲は、本家ドイツでも24トンのIV号戦車に積むことをあきらめているのですが、フランスは13トンの本車にこれを搭載したのですからたいしたものです。
主砲弾は6発ずつリボルバー拳銃のような回転弾庫に収納され、この弾庫2つから計12発の主砲弾を連続発射可能。1分間でこの全てを撃ち尽くすという瞬発的な大火力を持っていました。「小型軽量、空輸も可能で、第二次大戦最優秀のパンターの主砲が12連発で撃てるよ!ソ連戦車が雲霞のようにやってきても返り討ちだよ!お値段もお手頃だよ!」と売り込んだので、30ヶ国以上が採用しました。
しかし、戦争中、技術的研鑽が停まっていたためでしょうか、機械的信頼性は今ひとつで、本車を実戦で使用したイスラエルの評価はあまり高くなかったようです(主砲は優秀だったのでシャーマンに積んでM50を作りました)。また、12連発の砲弾を撃ち尽くすと、車内からは簡単には再装填できず、いったん車外(笑)に出て、1発ずつ回転弾庫に再装填する必要があるなど、実用性に欠ける点もありました。
しかし、本車はフランスの誇りを取り戻すには十分な販売実績を上げ、多数の派生車が誕生したところを見ると成功作であったといえます。
タコムと僅かな差で発売されたタミヤのキットですが、両社の文化の違いが出た興味深いキットです。砲塔は素晴らしい精度の一体成型となっており、組み立て簡単なベルト履帯、最近のタミヤらしく、以前のMMを遙かに凌ぐ解像度で魅力的なモールドが施されており、すぐにでも組み立てたくなります。砲塔根元のキャンバスはオプションとなっており、固定すれば模型としての精密感を楽しめ、外せばAMX-13独特の揺動機構を楽しめます。グリル用エッチング付き。


吉川和篤 同人誌 写真集 九七式中戦車 \1,200(+税)(売り切れ)

吉川氏が数年掛けて蒐集した九七式中戦車「チハ車」の写真と研究仲間の方々から借りた写真を併せて一堂に公開するものです。中には初出では無いものもありますが、殆どは個人アルバムなどからの転載で、印刷物に掲載されるのはこれが初めてという写真が多数掲載されています。ノモンハン紛争以降、日本の主力戦車という位置づけのチハ車ですが、戦争が迫った時期に開発されたためか公開された写真は少なく、未だ謎の多い戦車でもあります。本書はその謎の一端を解きほぐしています。これまでも「砲塔上に取りつけられていた」と文献にはあるものの、写真が無かった三色の信号灯の写真(見本右)をついに入手するなど、研究者必見の写真集です。車体全体を覆うカバーなど、他国では見られない独特の装備がよく分かる写真も掲載されています。また、ガダルカナルで捕獲された有名な個体でスモークディスチャージャーを取りつけた車両は別角度の写真を入手掲載しています。チハ車と言えば砲塔の鉢巻きアンテナが有名ですが、砲塔に開けられたアンテナ線の引込口に何も線が取りつけられて無い写真も多く、太平洋戦争で使われた車両では支持架の部分から切断してしまった写真もあります。このことから、いずれかの時点で、ロッドアンテナに切り替わっていたとの推測も成り立ちますが、この辺りがよく分かる写真も多く掲載されています。本書掲載の写真は映画版「ガルパン」のチハ車考証の一翼も担っています。伺ったところによると見本左の無線機もきちんとモデリングされていたそうですが「劇中のカットでは一回も使われなかった」そうで、やや勿体ない話です。
54ページ、モノクロ、レターパック送付可能。
※恐れ入りますが送料無料の対象となりません。
※同人誌のみ購入の場合、お支払い方法は銀行振込のみとさせていただきます。あしからずご了承ください。

エイブラムス・スコード 別冊No.4 湾岸戦争1991 モデリングブック \4,000(+税)(売り切れ)

湾岸戦争25周年を記念した別冊です。サイトの予告の写真がしょぼかったのであまり期待してなかったのですが、良い意味で裏切られました。「世界のトップクラスのモデラーに製作を依頼した」と言うのは煽りではなく、巧みな工作、今風の洗練された塗装、そして細部に宿るリアリティと、素晴らしい作品が収録されています。巻末は湾岸戦争に参加した米軍兵士の迷彩服の塗り方解説で、チョコチップ迷彩の上にNATO迷彩のボディーアーマーを着た凝った作りのフィギュアで非常に参考になります。日本からは新進気鋭の野原慎平氏がゲスト参加しています。112ページ、フルカラー、レターパック送付可能。




マスターボックス MB35164 1/35 第101軽中隊 フランス1944 \2,500(+税)(売り切れ)

有名な記録写真をモチーフにしたもので、英軍戦車に跨乗した米軍の第101空挺師団の兵士が、対独協力したかどで丸刈りにされてしまった女性に携行糧食を渡しているシーンをビネット仕立てにしたフィギュアセットです。
腰掛けている空挺兵は非常に貴重で、米軍戦車に載せるのはもちろん、様々なソフトスキンと組み合わせても便利に使えます。手にしている武装も、2脚のM1919 .30口径、BAR、銃剣付き小銃、トンプソンなどバラエティに富んでいるのも魅力的です。9体+赤ん坊のセットです。


インサイド・ジ・アーマー刊 スクラッチビルディング マスタークラス \3,500(+税)(売り切れ)

日本の模型誌では所謂スクラッチビルド記事は殆ど見かけなくなりました。
この背景には製品ラインナップが充実し、昔ほどスクラッチを必要としなくなったこと、商業模型誌なので、製品紹介を優先せざるを得ないことが関係しているようです。
そんな中で、本書は、欧米の模型コミュニティで尊敬を集める4人の達人を紹介する一冊です。

もちろん「この本を買うと達人並みの作品ができるようになりますよ」という内容ではありません。
しかし、結局彼らのテクはプラモの基本である、切る・削る・貼る・盛るの繰り返しの上に成り立っていることが良く分かります。

昨年、非常にクオリティの高い完成品フィギュアを出すことで有名なメーカーが1/350艦船キットを発売しました。これが意外にもスナップフィットでは無かったのです。開発のご担当のツィッターに「なぜか」という理由を紹介するこんなエントリーがありました。
--引用ここから--
「スナップフィットの艦船模型を作っても、他の会社のフネを作れるようになれない」「切る、貼る、削るという"模型を作ることの面白さ"をぜひとも多くの人に知ってもらいたい」「スナップフィットにすることで表面のディテールが暴れたり、かえって接合線が目立つ場合がある」というのがその理由です
--引用ここまで--
元ツィッターのURLはここ

つまり、スクラッチは「達人のみが到達出来る別世界」ではなく、普通のプラモ作りの延長線上にあるのです。本書を読むことでそのことが身近に感じられ、よろず技術上達のきっかけになると思います。基礎的なテクニックや使っている道具の紹介など、スクラッチビルド入門に相当する部分も丁寧に紹介されています。版元のインサイド・ジ・アーマーは昨年末でキット販売は廃業してしまったのですが、ひとまず出版部門は存続させるとのことです。オーナー自身が非常に優れたスクラッチビルダーであることも手伝い、写真もモデラー視点で撮影されており、非常に分かりやすくなっています。「いつかは世界の頂点とったる」と野望を抱く初心者から、なんとなく活が入らないベテランモデラーまで広くお勧めです。フルカラー、英文、レターパック送付可能。

マックスファクトリー プラマックス 35-01 1/35 ロシア 現用タンククルーセット \2,296(+税)(売り切れ)

待望の新製品です。最近相次いで発売となったT-90や T-72B2/3/4、T-80U、ターミネーター、アルマータといった最新のロシア戦車にぴったりの戦車兵セットです。これまで出回っていたインジェクションロシア戦車兵はせいぜいチェチェン紛争くらいまでにしか使えない物が多く、これから長く定番として活躍してくれるでしょう。
フィギュアを数多く発売しており、かつ品質に妥協を許さないことで有名なマックスファクトリーなので、原型の出来もハイレベルです。
コマンダーズキューポラに腰掛けた車長が冬服、その他は夏服で、略帽の女性兵士2名は歩兵です。
おまけとしてAK-74MとAKS-74Mが2丁ずつ付属します。

広大なロシアでは、軍管区ごとに少しずつ軍装が違っていると言われています。これは調達できる素材が地方ごとに異なり、かつ裁縫所の設備も異なるため、無理に統一しようとするとコストが高くなってしまうのが理由です。
加えて、軍では数年に一度転勤があるのが普通であり、その際は軍管区を跨いでの転勤も珍しくありません。その際、新しく支給された方を使うかというと、必ずしもそうでは無く、ベテラン兵士は「お前らひよっことは違う」と古い軍服を使い続ける傾向にあるようです。また、軍服も一律に支給されるのでは無く、西側でPXにあたる軍人用マーケットで売られているものから自由に選んで良いことになっています。
「russian tanker」で検索すると様々な軍服が現れますが、背景には上に書いた事情があるようです。同じ写真でも戦車兵ごとに服装が違うことも珍しくありません。

このセットでは3体が女性兵士というちょっとした変化球を投げていますが、ロシアでは空挺部隊を含めて女性が進出しています(人口減に悩んでいる国なのです)し「russian tanker woman」で検索していただくと(コスプレ含め)いろいろヒットします。
迷彩についても軍管区によって少しずつ違うようですから、ネットを写真を参考にある程度自由に塗って良いと思います。

ミニアート #37002 1/35 T-44M中戦車(フルインテリア付き) \7,000(+税)→\6,300(+税)(初回特価)




T-44MはT-44の近代改修型ですが、その導入時期は1961年と、かなり時代を下ってからです。
もうこの時期にはT-44の曾孫にあたるT-62が制式化されており、T-44の子供であるT-54ですらT-54Mとして近代改修済み、孫であるT-55がT-55AMとなりつつありました。T-44は既に第一線で使える戦車では無くなっており、近代改修は後回しにされていたのです。しかし、1800両も生産されたT-44は訓練部隊では未だ広く使われており、何らかの延命策が必要でした。このため、T-54Mのパーツを使えるところは使う、という基本方針の下、低コストで近代改修したのがT-44Mです。

目玉はエンジンとトランスミッションをT-54Mのものに交換した事です。これにより性能向上すると共に信頼性が高まり、部品調達コストも低く抑えることが出来るようになりました。外観では、転輪をT-54/55/62と共通のパーツに交換、履帯、起動輪と誘導輪も更新。更にフェンダーと外部燃料タンクを T-54のものとしました。この他、赤外線暗視装置の導入、無線機の更新が行われました。

T-44Mが実戦に投入されることはありませんでしたが、この戦車のおかげで沢山の戦車兵が育っていったのです。
後にはT-44Mを更に再改修して砲安定装置を搭載したT-44MSも製作されました。

延命策を受けたおかげで、未だに現役で動いている個体もあるようです。
https://www.youtube.com/watch?v=zvNjvDJRqQU
1970年代にソ連が製作した「ヨーロッパの開放」「モスクワ大攻防戦」では敵役のティーガーやIV号戦車に改造されて数十両単位で登場しています。

このキットは手抜き一切無しでT-44Mを再現しており、フェンダーを含む足回りの交換、暗視装置の導入により変化したペリスコープ形状など外装を網羅しているのはもちろん、新型エンジンが導入された機関室、完成するとほぼ見えなくなる無線機もきちんと更新されています。かなり開発費が掛かっているのは間違いなく、あまり財務体力の無いミニアートですから、ちょっと心配になるくらいです。
真のロシアファンは「おお、T-44Mをキット化するとは!ミニアートは漢じゃ!」と必ず買う(はず)なのでくだくだお薦めしません。
残念ながらこの車両の日本での知名度は決して高くないため、継続入荷は難しいかもしれません。「映画のプロップ仕立てにしたい」と言う方を含め、興味がある方は早めに手に入れておくことをお薦めします。

ミニアート 38007 1/35 トラム乗務員・乗客5体入 \1,600(+税)

第二次大戦当時のドイツのトラム男性運転手、女性車掌、男性2人と女性1人の市民が入ったセットです。ミニアームのフィギュアですから、原型のクオリティはトップクラスで、服装考証も行き届いています。当時のドイツは典型的な男性社会で「女性は家庭に入るもの」という考え方が支配的でした。このため車掌も通常は男性ですが、戦争で人的資源が枯渇してくると、女性の力を借りるしか無くなりました。戦時下の演出としてさりげなくよく考えられています。

エシュロンデカール新作入荷!


パッションモデルズ P35-120 1/35 M4A3E8 イージーエイトエッチングセット(タミヤ用) \1,000(+税)(売り切れ)

タミヤの新作にフィットするよう設計されたエッチングセットです。おそらく、イージーエイト用のエッチングとして製品面積が一番小さいセットになると思いますが、パッションらしく、非常によく考えられており、もっと大きな製品面積のセットでも入っていない箇所もパーツになっている部分があります。いつものように難易度の高いところには★が付いていますから、初心者は無理せず、ベテランは持てる技術を存分に発揮できる構成です。

米軍のライトガードは4本の足で溶接固定されていますが、2本の足はライトガード本体の帯金に別の短い帯金を溶接しています。(写真はM8装甲車)
プラパーツではここが綺麗にツライチになっている場合が多いですが、ご覧のように、実物は結構粗い仕上がりです。
本製品では、組立を容易にするためここを敢えて一体化したパーツと、実感を出すために別パーツにしたパーツの両方が入っています。組み立て易さを優先する方と実感を重視する方、どちらも納得の設計で、こういったところ一つ見ても本セットのこだわりがよく分かります。


ファインモールド FM45 1/35 60式自走106mm無反動砲 B型 \4,600(+税)→\4,140(+税)(初回特価)(売り切れ)

本車がようやく1/35で発売されると聞いて感無量だった方も多いのでは無いでしょうか。60式自走無反動砲は日本が敗戦による技術的空白の後、初めて国内で設計製造したAFVです。以前からキット化は熱望されていたものの、車体の大きさの割に複雑な構造をしているため開発面積が大きく、市場で受け入れられる金額で発売できないとの判断で、1/35インジェクションでは製品化されることが見送られてきました。今回の4600円という値段も採算が取れるかどうかのギリギリであると思われ、ファインモールドならでは英断です。

レーザー彫刻機を導入後の同社の製品らしく、非常にキレ良く仕上がっており、転輪の形状を正確に再現するため、あえてリムを別パーツにするなど、細部までのこだわりが感じられます。実戦参加していない兵器は実物が退役するとその人気が急速に衰えます。既に2007年に完全退役した本車が1/35でキット化されることはおそらく二度と無いでしょう。それを踏まえたのでしょうか、各所に気合いの入った好キットになっています。また、自衛隊員のフィギュアもこの時代の装備のものは非常に少なく大変貴重です。戦闘室内部も再現されており、主砲射撃時に車体の一部がせり上がる構造も実車通り再現されています。


ライフィールドモデル RM-5005 ティーガーI フェールマン戦隊 \6,800(+税)→\6,120(+税)(初回特価)(売り切れ)

ライフィールドモデルは誠実ですが資金力の無いメーカーで「たぶん、当面はティーガーを軸に製品開発していくんだろうな」と想像してしていましたが、デビュー作のアフリカティーガー、第2弾はインテリア付きの503大隊とうまいところ突いてきて、第3弾はフェールマン戦隊という非常にマニアックなところを狙ってきました。ざっくり言うと、今回もまた美味しいおまけが沢山入っている上に資料をあまり持っていない方でも製作できるよう、親切な説明書が付いており、ティーガーが好きであれば一つストックしておいて絶対損はありません。

フェールマン戦隊はドイツ終戦間際の45年4月、臨時編成された部隊です。戦車教導師団にあらかたの教官と生徒を差し出してしまった後、居残り組の教官であったシュルツェ少佐に「装甲教導師団がルールで包囲されたので連絡を回復するように」との命令が下ります。既に予備兵力など残っておらず、シュルツェはベルゲン戦車学校の機材を掻き集めて戦闘団を編成。その中に5両のパンターと6両のティーガーがあり、これをまとめてフェールマン中尉麾下の「フェールマン戦隊」としました。包囲を打通することは適いませんでしたが「もう戦争は終わったも同然、やる気のあるドイツ軍はいない」と思っていた米英軍の虚を突いて戦果を上げました。
ティーガーはいずれも中古品で、戦場から引き揚げた個体を再生したため、各車で仕様がばらばらです。中でも初期型車体に鋼製転輪を履かせた個体はモデラー心をくすぐります。F01-F05,F13の砲塔番号を付けていたとされていますが、このうち記録写真が見つかっているのは、今のところF01,F02,F13のみです。大日本絵画の「重戦車大隊記録2」では砲塔番号は白縁に赤文字説を取っていますが、 F01に関しては確かにそれらしく見えるものの、最近は「白縁文字を白で乱雑に塗りつぶしてある」説が有力となっており、ライフィールドはF01は赤文字と白文字両方、F02とF13は白文字を用意しました。また、転輪を鋼製転輪に履き替えているF01,F13とゴムフチ転輪のままのF02をいずれも作る事ができるよう、転輪のパーツは両方が入っています。なお鋼製転輪のランナーには、小口径の誘導輪パーツが不要部品として入っています。個体ごとに異なるツィンメリットの場所もそれぞれ説明され、塗布用のエッチング製コーティングブレードが添付されています。
履帯はモデルカステンと同じ方式の連結可動履帯の後期型が入っており、OVM類のクランプはエッチングを使う事もできるよう配慮されています。グリルメッシュなど必要不可欠なエッチングが入っているのも前作通り。モールドは非常にシャープで、説明書の指示に従って組むだけで考証の行き届いた格好いいティーガーが出来上がるのはもちろん、不要部品や履帯、エッチング、コーティングブレードなど付加価値が高く、一見高く思われる価格以上の価値があるキットです。

ミリタリーイラストレイテッドモデラー No.60(AFV.No.30) \1,600(+税)
やはりこの雑誌は「新作キットの作例をいち早く紹介する」スタイルとは縁を切ったようです。普通はそんなことをすると売れ行きががたっと落ちてしまうはずですが、それでも成り立っているのが不思議なところです。今回はトラペのS-65、ホビーボスのZTZ-99、トラペのKV-1とズベズダのJS-2の二個イチで作るKV-85、戦争遺跡訪問としてペガサスブリッジ(保存のため移設されています)のディティール写真、名人マリオ・エーンズが解説するMXpressionマスクの使い方、MRC/アカデミーのUH-1。いずれもステップバイステップで「真似の出来ない超絶作品を堪能する」のではなく「頑張れば誰もがここまで出来る」作例を掲載しています。巻末ですが、いつもはマーカス・ニコルズが「死ぬまでに作りたい情景」を紹介するところですが、GLYNN PEARSON氏が亡くなった為、弔辞のページとなっています。氏はタミヤのキットの素晴らしさに惚れ込み、当時海外では無名だったタミヤを紹介する為に尽力されました。若き日の田宮俊作氏との記念撮影が掲載されています。ピアソン氏のご冥福をお祈りします。66ページ、フルカラー英文、レターパック送付可能。


タミヤ MM348 1/35 SU-76M \3,800(+税)→\3,420(+税)(初回特価)(売り切れ)

独ソ戦は軍事ドクトリンの異なる国同士の激突で、文字通り好敵手としてお互いの優れた点を吸収し合いました。兵器においても例外ではありません。
戦車や航空機は地上戦の花形ですが、実際に兵士の死傷要因の過半を占めたのは大砲です。ソ連は大砲を「戦場のクイーン」(チェスにおいて最強の手駒はクイーン)と呼び、優れた砲熕兵器を開発して戦いに臨みました。ソ連の砲兵運用ドクトリンは大量の事前集積による面破壊を至上とする一方、歩兵の火力支援に機動力を持たせる点については熱心ではありませんでした。
しかし、ドイツの突撃砲を見るや、その有用性を見抜き、SU-122を皮切りにソ連版突撃砲を次々と戦場に投入しました。SU-76もこうした火力支援兵器のひとつです。一見するとソ連版マーダーのように見えますが、マーダーが対戦車戦闘に特化していたのに対し、SU-76は歩兵部隊の間接火力支援に重きを置き、必要なら対戦車戦闘も行えるという位置づけの兵器でした。当初は密閉戦闘室でしたが使い勝手が悪く、オープントップにすると共に駆動系を改良したのがSU-76Mです。
歩兵は対戦車戦闘における脆さから「スーカ(雌犬)」と呼んだそうですが、これはヴェスペを対戦車戦闘に投入して「使い物にならない」と評するようなもので、この兵器の価値を堕とすものではありません。SU-76Mの搭載するZiS-3Sh 76mm砲は、傑作野砲F-22の戦時簡易型であるZiS-3の派生型ですが、砲の性能自体はF-22を踏襲していました。660m/sを超える高初速により発射音より着弾が早いことからドイツは「ラッチェ・バム」と呼びました。ラッチェは空気と砲弾の擦過音の意で、つまり「シュルシュル」と音がしたらいきなり着弾するというわけです。撃たれる側からすると伏せる余裕が無く厄介だったのです。ちなみにドイツの7.5cm歩兵砲の初速は200m/sでした。野砲としては最大射程13,000メートルで、これはドイツの主力野砲であった10.5cm leFH18の10,000メートルを上回るものでした。10.5cm leFH18が7000門程度の生産であったのに対し、ZiS-3は10万門が製造され、SU-76だけでも17,000両(戦後含む)が製造され、ソ連歩兵を強力にバックアップしたのです。軽戦車をベースとしたSU-76Mは軽量で、重自走砲の通れないような場所でも歩兵に追随することができたのも大きな利点でした。戦争末期になり練度の向上したSU-76部隊は機動防御を行えるようになり、ドイツ軍最後の反攻作戦「春の目覚め」作戦では、武装親衛隊装甲部隊に手痛い損害を与えています。

まさか、タミヤからSU-76Mが出るなんて...と思った方も多いと思います。ミニアートのキットは愛情のこもった良いキットなのですが、ミニアート初めての本格的な車両キットだったので組みやすいとは言えませんでした。最近のタミヤらしく、旧世代のMMより遙かに高い解像度を持ちながら、むしろ組みやすさは向上している凄いキットです。ランナーを見る限り牽引砲型とか、母体となったT-70の発売とかは考えてないようですが、とにかくミッシングリンクがまたひとつ埋まりました。履帯は部分連結式で、治具に沿って組むと自然な垂れ下がりが再現可能です。ライトやペリスコープ、搭乗員のゴーグルは透明部品です。

3Dスキャンフィギュアはもはや凄まじいことになっており、レジンフィギュアメーカーはよっぽど腕のよい原型師を雇わないとこれからは成り立たなくなるかもしれません。帽子の方はプーチン似(^^;

アライアンスモデルワークス 従来品/当店初入荷品入荷!
お待たせしました、久々の入荷です。


カプリコンパブリケーション HB09 チェコ独立機甲旅団とチェコ陸軍の米英装甲車両 1940-1959 \3,000(+税)

まず正直に書いておくと、この本には戦車は一切写っていません。しかし、英軍車両を研究している方、そしてチェコ陸軍をリサーチしている方は間違いなく買っておかなくてはなりません。英軍車両は英国王室が請求する版権料が法外なため、碌な資料がありませんが、本書はハンバー Mk.III LRC、ハンバースカウトカー、ユニバーサルキャリア、ロイドキャリア、AEC装甲指揮車が目白押しです。しかも、チェコ独立機甲旅団に供給された上記車両のレジストレーション番号が一覧となっています(納入時期と生産型式を併記)。もうこれでチェコ独立機甲旅団の車両番号で悩む必要は全く無くなりました。更に、米軍が供給したハーフトラックについてもレジストレーション番号が一覧となっており、写真と併せ「M5A1を作ってみたんだけど、せっかくだからチェコ陸軍仕様にしよう」と考えている方にはこの上ない資料となるでしょう。これを見ると、M5A1が多いものの(残念ながら写真はありませんが)M14対空ハーフトラックとM9A1もそれなりに納入されていることが分かります。まさに安物車両と不要車両のオンパレードでチェコの方々の苦労が偲ばれます。108ページ、モノクロ、未発表写真多数、英文、レターパック送付可能。


タコム #2041 T-55AM \6,800(+税)→\5,999(+税)(初回特価)
(売り切れ)

T-55は史上最大の生産数である10万台が工場から送り出されました。それだけに旧式化したT-55の近代改修も熱心に行われました。T-55AMは本家ソビエト自らが着手した本格的な近代化改修の第一弾です。T-55の弱点であった射撃統制装置を刷新し、レーザー測距儀や弾道コンピュータ、砲口内発射ミサイル「バスチオン」を搭載しました。砲身にはサーマルスリーブを装備。防御面ではドイツ軍のシュルツェンを思わせる30mmの複合装甲を搭載、対地雷用に底面装甲も増強、多連装スモークディスチャージャーを搭載しました。これらの装備によって重量が増加したため、エンジンを新型に換装し、T-72初期型と同じ新型履帯(RMsh)に履き替えています。T-55AMは1983年から配備が始まり、アフガニスタンにも実戦投入されました。デカール4種入り。エッチング付き。

タコム #2042 T-55AMV \6,800(+税)→\5,999(+税)(初回特価)

T-55AMを再度改修しコンタークト1爆発反応装甲を搭載したのがT-55AMVです。コンタークト1は主に成型炸薬弾(対戦車ミサイル/RPG)に対して大きな効果を持っていると言われています。AMVは、現在もなおあちこちで現役の車両で、最近ではシリア内戦での姿も記憶に新しいところです。デカール12種入り。エッチング付き。

力作です。T-55に関しては、タミヤのキットがかなりよく出来ているため、後続のキットが出づらく、かといってタミヤ一社で膨大なT-55バリエーションが全て出せるわけも無く、ファンにとってはヤキモキする車両でした。今回のタコムのキットはこの情況に果敢に挑んだ企画です。一瞥して分かるのはタミヤのキットをかなり意識はしているが、タミヤのキットを参考にするのでは無く、T-55の実物にきちんと向き合って設計したことです。そして彼らの最大の目標は「21世紀にふさわしい情報密度の高いキット」にすることだと思われます。とにかくパーツ一つ一つに可能な限りの情報量が詰め込んであり、タミヤでは省略されているディティールがみっしりと再現されています。履帯はドラゴンのマジックトラックと同じゲートレス式ですが、スライド金型を使って側面の履帯ピンも綺麗に再現されているのみならず、よく見ると履帯ピンのアタマがきちんと六角になっていたりします。溶接表現や鋳造表現も巧みで申し分ありません。エッチングの使い方も洗練されています。タコムというメーカーがまた一皮むけたことがよく分かるキットです。



RMsh履帯の実物(T-72M)



ドラゴン #6829 IV号戦車H型 8.8cm FlaK36搭載自走砲 \7,800(+税)→\6,999(+税)(初回特価)

8.8cm高射砲を中古のIV号戦車の車体に搭載した臨時の自走砲です。パンツァーレックス10で「チェコのピルゼニ(ピルゼン)の飛行場にうち捨てられた奇妙な自走砲」と説明された写真が元ネタですがこれをきっかけに別の写真も見つかったようです。製作に至った詳しい経緯などは未だに不明です。以前、白箱6667ではFlaK37を搭載したタイプを発売していましたが、今回は36型搭載型としたものです。



DEFモデル新作入荷


AFVmodeller No.87 \2,300(+税)

巻頭はモンモデルの大作、スメーチを名手ドミンゴ・エルナンデスがステップバイステップで9ページに渡り紹介。グレートウォールホビーのsWSは「エンスージアスト」のタイトルで米軍に捕獲された車両にこれまた戦利品のドイツ製バイクを狩り集めている姿で情景化。更には、エレールのS35を敢えて今徹底改修しインテリア付きで仕上げた力作を紹介。その他盛りだくさんです。64ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。

エイブラムス・スコード No.14 \1,900(+税)

表紙のBM-21グラッドは、市販のエッチングとレジン製タイヤをてんこ盛りにした力作。特にロケットチューブ(40連)を全てボイジャーの金属製パーツに交換。ロケットチューブが縦横きちんと並行になっているのは簡単なように見えて高度な工作技術が必要ですが、まさに見事な出来です。巻頭はトラペのパトリオットをステップバイステップで紹介。まもなく発売予定のドラゴンとの比較においても購入検討の良い材料になるでしょう。タコムのチーフテンMk.11もステップバイステップで紹介。その他、スペイン陸軍のチェンタウロ(VRC-105)、セルビア警察のBRDM-2などを掲載。72ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。

ラウペンモデル 35-010 M4シャーマンHVSS T84 連結可動キャタピラセット(汎用) \4,000(+税)

好評のラウペンモデル連結可動履帯の新作は、M4A3E8(イージーエイト)の最終履帯であるT84履帯です。T84は第二次大戦後配備された履帯で、市街地に乗り入れても舗装を痛めないゴムパッドを接地面に装着していました。朝鮮戦争に使用されたイージーエイトに使用され、陸上自衛隊に配備された車両にも見ることができます。映画「フューリー」の車両もこの履帯を履いていました。連結可動履帯としては組み立ても容易で、再現性も高いキットです。
※写真はタミヤのイージーエイトの起動輪に絡めた例です。キットには起動輪は付属しません。試作品のため、キットとは成形色が異なります。



ミニアート #35193 T-44 中戦車(フルインテリア再現) \7,000(+税) →\6,300(+税)(初回特価)(売り切れ)

熱心なロシア戦車ファンは「まさかT-44がインジェクション、しかもフルインテリアで出るなんて!」と、もう無条件で購入を決めていることと思います。モールドもキレキレで砲塔の鋳造表現も申し分なく、これまでのミニアートの製品らしい「ちょっとなんかもさっとしている」感は綺麗に消えた凄いキットです。インテリアの再現度も素晴らしく、T-44の内装を出すような酔狂なガレキメーカーが見当たらない現在、これは決定版といって良いキットでしょう。
と言うか他のメーカーは「T-44...そんなモン良く出したな。ウチは遠慮しとく」と思っている気がします。

独ソ戦の開始時、それまで無敵と思われていたドイツ装甲部隊を「T-34ショック」に陥れたT-34でしたが、7.5cm長砲身装備のドイツ戦車やティーガーが姿を現すと、機動力以外はドイツ戦車に対抗できなくなっていました。
夭折したコーシュキン技師からT-34の設計を引き継いだモロゾフ技師はまずT-43を開発しました。基本的にはT-34の装甲強化型でしたが、それまでのソ連戦車で広く成功していたクリスティーサスペンションではなく、トーションバーサスを採用するという思い切った改革が取り入れられていました。トーションバーサスはクリスティーサスより走行性能に優れていたのです。しかし、動力関係の刷新が間に合わず、増加した車重によって機動力が低下、また、武装が76mm砲のままであるのが問題とされました。更に90mmに強化された装甲も中途半端でティーガーに対抗できるものではありませんでした。
結局、T-34の装甲を強化して85mm砲に換装したT-34/85が戦争遂行に現実的と判断されて量産されました。

T-44はこれに続いて設計されました。引き続きT-34と互換性のあるパーツを多く使用していましたが、装甲はT-43より更に強化され一番厚いところで120mmとなりました。しかし側面装甲を垂直にする、トーションバーサスのおかげで車体をコンパクトに出来た、エンジンを横置きにするなどレイアウトを積極的に見直したため、T-34/85より軽量に設計することが出来ました。更にエンジンを新型のV-44とし、補器類も刷新したことでT-34/85を上回る機動力を手に入れたのです。乗員は4人になりましたが、これは従来の車体機銃手兼無線手を廃止して弾庫としたためです。
T-44はその優れた性能を認められ、ドイツ軍から奪還した、モロゾフ技師の古巣であるハリコフ工場で生産が開始されました。

しかし、なぜかT-44は実戦には投入されず、パレードにも参加せず、公式のプロパガンダ資料にも掲載されず、西側には知る者の少ない戦車となりました。

T-44の価値はその後の戦車開発の母体になったことにあります。
戦後ソ連は中戦車に100mm砲を搭載することを計画しましたが、T-34では流石に無理があり、T-44もそのままでは搭載できないことが判明しました。このため、砲塔リングを車体からはみだす形でレイアウトし、従来より一回り大きな砲塔を搭載することに成功しました。これはT-44Vと呼ばれましたが、すぐにT-54と改称、戦後第一世代の傑作戦車と謳われるT-54/55となったのです。更にT-55の車体を延長して115mm砲を搭載したT-62にまで発展しました。
祖国を救ったT-34の直系の子孫であるT-44は戦後のソ連戦車に長くその血統を残すことになったのです。
T-34とT-54、両車の中間に位置するT-44は、ソ連戦車開発史上、非常に興味深い立ち位置にあります。同じT-34でありながらモロゾフチームとは別の設計チームによって改良されたT-34/85、更にはその発展形であるT-55と並べて飾るのも一興では無いでしょうか。

モロゾフ技師はT-34とT-54の開発により、大きく讃えられました。しかし、彼はT-34の設計はコーシュキン技師の手柄である事を良く理解していました。このため、彼は「T-34成分一切抜き」のT-64の開発に着手しますがこれはまた別のストーリーです。


ミニアート #35191 ドイツ戦車兵(フランス1940) \1,600(+税)(売り切れ)

3D出力フィギュアの時代がやってこようとしていますが、昔ながらの手作り原型では業界屈指の仕上がりを誇るミニアートのフィギュアで、今回もまた申し分ない出来です。顔つきが「戦場にいる兵隊の顔」になっている数少ないメーカーでもあります。
再軍備から1941年1月まで使用されていた、ベレー帽姿のドイツ戦車兵です。このベレー帽は単なるベレー帽では無く、インナーに頭部を保護するヘルメットが内蔵されていました。しかし何分にも嵩張るということで廃止になります。
5体セットで、緩やかに会話が成立しており、そのままでビネットになりますが、単体でも独り立ちできるだけの存在感のあるフィギュアばかりです。これはもう定番決定です。ちょっと勿体ないですが頭部を変えれば終戦まで使用できます。ジャケットを脱いでシャツ姿になっている戦車兵としても貴重です。初期のパンツァージャケットは良質のウールで出来ていたため、寒い国ドイツから出るとかなり暑かったようです。


WWP G045 シルカ対空自走砲 V1/M ディティール写真集 \4,300(+税)(売り切れ)

ホンモデル、モンモデルのキット発売に合わせて出版されたタイムリーな写真集です。旧東側には偏在していたシルカですが、意外にもまとまった写真集はあまりありません。本書はエジプト、イギリス、イスラエル、アフリカのマリなど世界中の現存するシルカを多数撮影し、良いとこ取りで編集した、かなり豪勢な写真集です。最近は「実車写真はネットで十分」と言う方もおおいと思いますが、シルカに関してはネットの写真はサブタイプの説明が不十分で、本書のように初期型のV1と中期型のMをきちんと分けて掲載されているサイトはありません。加えて、普通に博物館に行ってもまず撮影できない砲塔上面、車内や光学兵器のカバーを外したところなど、珍しい部分もたくさん写っています。120ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。


アルパイン AM35208 1/35 WWII独 ティーガー指揮官 チュニジア \2,000(+税)

熱帯軍装を身にまとった戦車指揮官です。ティーガーIのコマンダーズキューポラにフィットするよう造形されていますが、多少の調整でIII/IV号戦車な どアフリカ軍団の他の戦車にも使用可能です。熱帯軍装は、アフリカとイタリア南部、シシリー島で使用された物で、外形は通常の歩兵用軍装によく似ており、 生地がデニムであること、開襟で使用されることが前提にデザインされていた点が異なります。工場出荷時点ではサンプルのようにオリーブグリーンでしたが、 アフリカの強い日差しの下ではすぐにカーキ色に褪色しました。ジャケットの下に着ているのは官給品のセーターで、暑いアフリカでは意外に思われるでしょう が、昼夜の寒暖差の激しいアフリカでは必要な装備でした。43年以降配備されるようになったツバ付きの戦闘帽か開戦時から使用されている略帽のどちらかを 選択可能です。片手を上げた使い勝手の良いポーズで、アフリカ戦線の戦車兵として定番で活躍してくれるでしょう。(M.S.Modelsサイトより転載)

アルパイン AM35209 1/35 WWII独 アフリカ軍団 装甲部隊指揮官 \2,000(+税)

歩兵用外套に身を包み、首からマフラーをたなびかせた精悍な装甲部隊指揮官です。アフリカでコートとは?と思われるかもしれませんが、砂漠は寒暖差が激し く、かつ砂埃を防ぐためにコート姿の兵士も記録写真には多く登場します。マフラーは頸元から砂塵が入るのを防ぐ意味合いもあります。足下が編み上げの長靴 となっているのがアフリカ軍団将校らしいところです。35208と緩やかに組み合わせられるようになっていますが、むろん他の歩兵と組み合わせても単体でも絵になるよく出来た立像です。43年以降配備されるようになったツバ付きの戦闘帽か開戦時から使用されている略帽のどちらかを選択可能です。(M.S.Modelsサイトより転載)

アルパイン AM35210 1/35 WWII独 アフリカ軍団 装甲部隊指揮官セット(2体セット) \3,800(+税)(売り切れ)


パッションモデルズ P35-119 1/35 3トンカーゴトラック用 エッチングセット(タミヤ用) \700(+税)

生産元完売で絶版になったP35-022のリニューアル版です。パッションモデルズは非常に良心的なブランドで、完売になった場合は単純に再生産するのでは無く、ユーザーやお店の声を取り入れて改訂版を出すことが多く、本作も例に漏れません。しかも今回は「部品を精選して価格を安くする」試みだったらしく、判型を少し小さくして前作の6割くらいの値段での販売になりました。しかし、ご覧のようにツボはきちんと押さえてあり、うまくダイエットに成功した製品となっています。小さいセットながら、単純に貼るだけでは無く、曲げたり丸めたり組み合わせたりと、エッチング製作の様々なテクニックが少しずつ入っています。このため「誰でも使えますよ」とは言えませんが、これを練習台にすれば腕前も上がり自信が付くと思います。もし失敗してもこの価格なら再チャレンジも容易です。


「アサルトモデルズ」に写真を追加しました。


オブイェークト279 ソビエト陸軍の試作重戦車[実車写真・図面集] (限定出版)\3,704(+税)(売り切れ)
Obiekt 279 Detailed Photographs and Drawings


「労作」などという陳腐な言葉で語るのが憚られる、もの凄い書籍です。読んでいるうちに背筋が伸びてきます。世の中に戦車の「図面集」はたくさんありますが、スケールすら入っていないイラスト集であるものが多い中で、本書はまさに正真正銘の図面集であり、世界水準の研究書です。トーマス・ジェンツ氏はかつてパンツァートラクツに「あるがまま」の意味で「As-Build」と称した図面を載せましたが、もしも氏がご存命であり本書を見せれば間違いなく頭を垂れるでしょう。
前書きでは「まだまだ調べ足りないことがある」と書いておられますが、これは誠実な研究者なら誰しも感じることであり、研究に終わりは無いものです。しかし、本書がオブイェークト279の研究を飛躍的に前進させたのは間違いありません。
とはいえ対象が旧ソ連軍の奇怪な試作車であるため、広く世の中で受け入れられる類いの書籍ではありません。発行部数もかなり少なめであると聞いています。本書が一人でも多くの研究者の手元に渡ることを念じて止みません。英文完全併記ですので、海外に研究仲間がいる方はプレゼントすれば大変喜んで頂ける事でしょう。120ページ、モノクロ、英日完全併記、レターパック送付可能。

GREAT anatomy book of Obiekt 279. Many photos and dimensional drawings. Full English and Japanese text. 120pages. monochrome. Limited publication. MUST BUY.
ISBN:978-4-499-23176-3

有り得ない解像度!
アサルトモデルズ取り扱いを始めました


モンモデル TS-023 1/35 ZSU-23シルカ(当店オリジナルCD特典付き) \8,200(+税) → \7,380(+税)(初回特価)(売り切れ)

このところバッティングの続く中華プラモメーカーですが、モンモデル(以下M社)はホンモデル(以下H社)よりも先に開発していたようで、それはH社の発表があった後のM社のフェイスブックでの慌てぶりからもよく分かります。もちろん、H社もM社のアイディアを盗んだわけでは無く、どうも両社ともマーケットリサーチ会社から情報を買ったところ、潜在的売れ筋商品として提示されたシルカを選択した結果バッティングしたようです。
さて、数年前には新興メーカーだったM社ですが、一作ごとに力を付けており、今回の製品も非常にクオリティの高いものになっています。
比較した場合、パーツ数はM社の方がかなり多くなっています。しかし、これは様々なバリエーション(後述)を選択できるようにしたためで、基本的にはM社らしい巧みな一体成型とスライド金型が多用されており、いたずらにパーツを増やしたところはありません。
製品寸法はどちらもほぼ一致しており、正確な再現性 から判断して両社とも良いリソースを使って設計に臨んだことが明らかです。
モールドに関しては、プレスを多用しているシルカの装甲板の雰囲気を良く再現しているH社に対し、M社は「プラモデルとしてみた場合のカッチリ感」に若干シフトしており、切れ味鋭く仕上がっています。ただこれは並べてみた場合に分かる程度の差に過ぎません。
内装に関してはH社は砲塔内弾庫を再現、M社は弾庫に加えてハッチを開けたときに見える操縦席周りも再現しています。
履帯はH社が再現性を重視してセンターガイドを別パーツとしたのに対し、M社は一体成型(ただし形状再現性はその分低くなっています)のプチ嵌め可動式、サスアームは可動、転輪にはポリキャップが仕込まれています。H社はいずれも接着式です。
(履帯に関してはどちらも一長一短なので、ミニアームのレジン製プチ嵌め履帯に交換されるのをお薦めとしておきます)
M社の最大の特長はやはり豊富なバリエーションです。砲身冷却機構の異なる初期型のV1型、H社がキット化している中期型のM型とMZ型、そして地上攻撃専門としてレーダーを廃止した廉価型のM2型の4種から選択できます。M2はアフガンで活躍したバージョンです。ムジャヒディンは航空機を持っていないですし、撃破されたときに勿体ないからという理由です。しかし、このM2型は稜線上から狙ってくるムジャヒディンに一番有効な兵器でした。
プラモデルとしては両者甲乙付けがたい出来であり、もうこれはお好みで決めて頂くしかありません。ちょっと前の円高時代なら「両方買うと設計ポリシーの違いが分かって楽しいですよ!」と言うところですが...


当店で購入された方へのささやかな特典として、イギリスの博物館で撮影したシルカの実車写真CD(約200枚入り 各3648×2736ピクセル)を差し上げます(CD-R単体での販売はありません)。マウスでクリックすると拡大されますがこれはCDに入れているものと同じサイズです。表示されるサンプルにはウォーターマークを入れていますが、お渡しするCDの写真には一切入っていません。
※ホンモデルのキットに添付したものと内容は同じです。


モンモデル SS-010 1/35 D9R スラットアーマー付き \9,800(+税) → \8,820(+税)(初回特価)

「こんなに完成品を見るのは珍しいよな」と思うくらいあっちこっちの雑誌やらブログ、SNSなどに作品が投稿され、世界中のモデラーに愛されたD9R装甲ブルドーザーのバリエーションで、スラットアーマー付きです。

これまでもボイジャーモデルのよく出来たエッチングセットはありましたが、やはり敷居の高いキットで、インジェクションで手軽に組めるようになったのは喜ばしいところです。非常に細く抜けており、モンモデルの技術力はタミヤやドラゴンといった一流メーカーと肩を並べるところまで来たことがよく分かります。

AFVクラブ AF35323 1/35 装甲指揮車「マムート」 \8,200(+税)→\7,380(+税)(初回特価)

ロンメル将軍が指揮に使用した、英軍のAEC装甲車です。この装甲指揮車はその快適性から、ロンドンの高級ホテル「ドチェスター」の愛称で呼ばれていました。道に迷ってドイツの偵察隊と遭遇してしまい、3両が捕獲され、そのうち2台をロンメルが、残りの1台を第5軽師団の本部が使用しました。ドイツ側はこの装甲車をマンモスの意の「マムート」と名付けました。また、このとき、ロンメルのトレードマークである透明な樹脂製ゴーグルも手に入れたとのことです(よく「防塵ゴーグル」と言われていますが、実はイギリス軍の毒ガス除けのメガネで、実物はふにゃふにゃしており、防塵ゴーグルとしては使えないそうで「伊達ゴーグル」だったようです)。
キットではロンメルが使用した「マックス」「モーリッツ」と第5軽師団の3個体分のデカールが付いています。
ロンメルが2台を使用したのは攻撃を受けたときのリスクヘッジで、その日どちらをロンメルが使用しているかは秘密とされていました。
その他、キットにはレジン製のドイツ無線機とエニグマ暗号機が付属します。


レジェンド新製品入荷


ミリタリーイラストレイテッドモデラー No.58(AFV.No.29) \1,600(+税)
今回も「バリバリの新製品を取り急ぎ紹介する」のでは無く、ライターさんに時間を与えてじっくり完成させた、ちょっと前の新製品、忘れるには勿体ない名キットを思い出してもらう企画で構成されています。本書のライターさんは決して超絶技巧の持ち主では無いのですが、殆どの記事がステップバイステップで、凡人でも真似できるテクニックを主体に構成されていますし、今風のテクニックをさりげなく取り入れています。
巻頭はアスカのハイブリッド・ファイアフライIC。モンモデルに押されてちょっと影は薄いけど、出来は結構良いズベズダのターミネーター。T-72車体に搭載したAU F1自走砲(ホビーボス)は実車写真付き。そしてやはり出来の割にあまり注目されなかったAFVクラブのチャーチルAVREなどです。66ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。


ラウペンモデル 35-011 M4シャーマンHVSS T80/T84 連結可動キャタピラ改造キット(アスカ/タスカ用) \2,800(+税)
アスカモデル/タスカモデリズモのM4A3E8に入ってるダブルピンのベルト履帯を連結可動履帯に変身させるキットです。
既にキットを買った方はご存じのように、アスカ/タスカのイージエイトには、ベルト履帯が入っています。組立の手間はあまり掛からず、楽なのですが、やはり可動させたい、もっとリアルに仕上げたいという方は多いでしょう。
このキットはアスカ/タスカのキットのゴムパッドとセンターガイドを組み合わせて、連結可動履帯に仕上げます。
どちらにせよ接地面のパッドとセンターガイドをベルトに植える必要があるアスカ/タスカと比べてもさほど手間はふえず、履帯ピンをパッドで挟んでいく方式なので、連結可動履帯としては比較的簡単に仕上がります。また、スライド金型を使用しているため、ダブルピン履帯のチャームポイント?である履帯の側面形状も美しく再現されています。
仕上がりは、下の35-009と同等になります。
価格もお手頃で、アスカモデル/タスカのイージエイトのドレスアップアイテムとしてイチオシです。
※T80/T84履帯のイージーエイト用です。シングルピン履帯(T66)を履いたイージーエイトには使用できません。


ラウペンモデル 35-009 M4シャーマンHVSS T80 連結可動キャタピラセット(汎用) \4,000(+税)
大戦末期のイージーエイトが使用したHVSSサス用ダブルピン履帯の連結可動履帯セットです。なかなか手頃な連結可動履帯が無いT80ですが、本製品は、接地面のパッドとセンターガイドはアスカモデルから供給を受け、ラウペン自前の履帯ピンパーツと転輪面のゴムパッドを組み合わせて組み上げるものです。
連結可動履帯としては比較的簡単に仕上がります。
※写真はタミヤのM51/M4A3E8起動輪に履かせた使用例です。キットには起動輪は含まれません。試作品のため、製品とは成形色が一部異なります。

1944年晩夏に工場出荷が始まったイージーエイトですが、この時点ではシングルピン履帯のT66を履いていました。しかし、この履帯は部隊配備してみると非常に不評でした。一説には耐久性に問題があったとされています。このため、急遽前線に配布されたのがT80履帯です。T80はダブルピン方式で、接地面は全鋼製で滑り止めのシェブロンが溶接され、転輪との接触面にはゴムパッドが装着されていました。
T80履帯は1945年になってから前線に到着し、終戦間際のドイツ国内戦を戦うイージーエイトによく見ることができます。末期戦を演出したい方には格好の手段と言えるでしょう。
映画「フューリー」では主人公はT84履帯を履いています。史実としては、T84は第二次世界大戦では使用されていません。この映画に登場する小物や車両は非常にきめ細かく考証されていますので、スタッフは本当はT80を履かせるべきことは知っていたと思われます。しかし、基本的に消耗品である履帯はもうT80が残っておらず、やむなくストックがあったT84を使用したようです。
T66よりは映画のイメージに近いですから、フューリーにT80を履かせてみるのも良いのでは無いでしょうか。


ドラゴン #3559 1/35 M48A1パットン \6,200(+税)→\5,580(+税)(初回特価)(売り切れ)

H3氏が引退してしまったため、H3氏&高田氏コンビの最終作となったM48A3はその出来の良さを絶賛されましたが、これはA3のパーツを差し替えてA1としたものです。実物のA3がA1からの改修型だったのとは逆の順番で、やや不思議な気持ちになります。背の低い車長キューポラ、独特の防盾カバーはもちろん、フェンダーやエンジンデッキなども差し替わっており、目立たない割には結構なパーツが差し替わった力作です。意外にも、ちゃんとしたスケールモデルとしては全スケールを通じて初のキット化です。部品の一体化、組みやすさには細心の注意を払うコンビが設計しただけあって、ドラゴンのキットとしてはパーツも少なくまとまっていますから、普段はプラモを作らないけどWoTで愛車にしている方にもお薦めです。
デカールは米軍と西ドイツ陸軍。米軍はレバノン、ベルリン駐留などバラエティ豊富で、中には自らのニックネームを「ジェネラルパットン」と称したものも混じっています。


ICM #35374 1/35 P204(f)パナール装甲車 \5,800(+税)→ \5,220(+税)(初回特価)

P204(f)はドイツ軍が捕獲したパナール178装甲車の呼称です。フランス軍がドイツ侵攻時に保有していたのは360両余りでしたが、その多くは捕獲され、ドイツ軍とヴィシーフランスによって使用されました。ドイツ軍はこの装甲車の完成度を高く評価していたようで、少数が鉄道警備用に改造されたり、指揮車用に大型アンテナを装備した以外はそのまま使用されました。キットは砲塔ハッチ上にベンチレーターが増設された中期生産型を再現しており、前作(初期型)とはペリスコープの形状も変化しています(このタイプはフランス軍でも使用されていました)。デカールは第7機甲師団や警察大隊保有車など4種。前作同様車体内部も再現されていますので、情景に組み込んでも様々な表情を楽しめるでしょう。


ICM #35566 1/35 フィンランド ライフル兵(冬戦争1940) \2,200(+税)

ICMらしい気の利いた企画で、ありそうで無かったインジェクションの冬装フィンランド兵セットです。1939年11月30日、ソ連は「フィンランド軍が砲撃してきた」と偽って、フィンランド全域に攻め込みました。兵力はフィンランドの数倍で、新型戦車も多数投入されたため、あっという間に決着が付くと思われたのですが、祖国を守ろうとする勇敢な兵士や名将マンネルヘイムの指揮、そして粛正で極端に弱体化していたソ連軍(なかには実銃を撃ったことが無い部隊、敵から撃たれたら伏せるといった基本動作すら教わっていない部隊も混じっていたと言われています)によって、戦いは長引きました。最終的にフィンランドは屈辱的な講和に応じざる得なかったのですが、その間に彼らは数々の「雪中の奇跡」を起こしたのです。
キットはソ連兵に恐れられたスキー兵をキット化。ポーズは非常にオーソドックスで使いやすいものです。ラインナップの貧弱なジャンルでは変に凝ったポーズよりこうしたフィギュアの方がありがたいです。ICMですからプロポーションやディティールも申し分なく、木製のスキー板、竹で出来たストックも精密に再現されています。ちなみにこのストックの材料は日本製だった可能性が高いようです。当時はストックに使うのに適当な軽量で頑丈かつ柔軟性のある素材は竹が最適と考えられていました。竹が自生するアジアは近代化が遅れており、輸出貿易ができる国家は中国と日本ぐらいだったのです。しかし、当時の中国は日中戦争のまっただ中で輸出などは到底出来ず、日本の竹が世界市場をほぼ独占していたようです。荷駄用のトナカイもよく出来ており「1/35のサンタをいつか作ろう」と考えている方には格好のプレゼントです。


ICM #35638 1/35 ドイツ軍歩兵火器&装備品セット \1,900(+税)

奇を衒わない、非常によく出来た火器&装備品セットです。下のイラストのランナーが2枚入っています。MP40のストックとMG34の銃口、MG用弾薬箱などはスライド金型が使用されています。昔のICMは「センスの良い手彫り」で独特の味を持ったメーカーでしたが、最近はNCを全面導入したらしく、ドラゴンやブロンコにも比肩するシャープなモールドに生まれ変わっています。MP40のポーチは体に添うようによじれた状態でモールドされるなど細やかな気遣いも利いています。ややアウトオブデートになりつつある、タミヤの装備品セットに代わるものとしてお薦めします。


アスカモデル 1/35 M4 コンポジットシャーマン“チャイナクリッパー”バリューギアディティールアクセサリー付き \5,700(+税)

コツコツとシャーマンを出し続けるアスカモデルの新作は、コンポジットハルのM4です。しかも今回は当店でも大変好評を博している「バリューギアディティール」のアクセサリー付きです。おそらく別売だと1,000円以上しますが、お値段据え置きですからお買い得でしょう。
M4コンポジットハルは、車体前面が鋳造装甲で、それ以外の部分が溶接装甲になった車体で、全溶接装甲が標準のM4(無印)の中で異彩を放つ存在です。その殆どが太平洋戦線に投入された模様で、グアムや沖縄の戦場写真で数多くの姿を見ることができます。
このような中にあって、キット化された「チャイナクリッパー」号は非常に珍しいヨーロッパ戦線に投入された個体です。アスカの解説書によると、所属する第68戦車大隊C中隊はコンポジットM4で編成されていたとのことです。所属師団は「スーパー6」の通り名を持つ第6機甲師団で、パットン将軍が指揮する第三軍麾下として数々の激戦に投入されました。チャイナクリッパー号は43年10月クライスラー社工場で製造された車体で、フランスに上陸したのは44年7月。決して撃たれ強いとはいえないM4(しかも乾式弾庫)ですが、44年12月まで生き残って本国に送還されています。
そのまま組んでチャイナクリッパー号の勇姿を再現するも良し、自前のデカールで太平洋戦線のシャーマンに仕立てるも良し。唯一のまともなコンポジットハルのM4として、シャーマン好きはぜひ手に入れておきたいキットです。

バリューギアのパーツはこのキット専用にアソートされた特別版です。よくある説明書では「アクセサリーは自由にお使いください」などと書かれていたりしますが、例えばヘルメットや個人用のザックなどは乗員(5名)分積まないとおかしいわけで、バリューギアはその辺りがちゃんと考証されています。

モンモデル TS-017s 1/35 A7V エンジン付き(限定生産) \9,800(+税)

その出来が高い評価を受けたモンモデルのA7Vですが、今回入荷したのはレジンパーツのエンジンが入った限定版です。モンモデルのA7Vは通常版もインテリア付きですが、エンジンはオミットされていました。「やはりインテリアはエンジンが無いと寂しい」という方にお薦めです。
レジンパーツもかなり高品質で、インジェクションでは再現しづらい部分がよく再現されています。
↓パーツはこんな感じです。お急ぎの方は1分54秒辺りからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=DE7_75MU_Gs
通常版との価格差は1,300円で、もしガレージメーカーから出したとしてもこの価格で出すのは難しいと思います。全世界1,000個限定生産。

ミニアート #35190 WWII米 戦車クルー 砲弾搭載中 \1,600(+税)

砲弾を搭載する、燃料を補給するなど一戦交えた後の戦車兵の姿を造形化したセットです。M4シャーマンは75mm砲搭載型で90発、76mm砲で71発の砲弾を搭載していましたが、これは2会戦もすれば撃ち尽くしてしまう程度の数で、砲弾供給の豊富だった米軍では一戦交えた後は必ず砲弾を補給していたと思われます。いわば戦場の日常ではほぼ毎日起きるありふれた光景でした。全員戦車兵用の防寒ジャケットを着用していますので、北ヨーロッパの戦いならバルジの戦いはもちろんドイツ国境手前からドイツ国内戦が似合いで、この時期に新兵器として投入されたイージーエイトにもぴったりです。
タミヤとは造形の方向性が違ったフィギュアセットで、兵士らしい逞しさや戦場に身を置いている人間が宿す迫力を巧みに表現しています。

ミニアート #35070 WWII米 戦車クルー 北西ヨーロッパ \1,300(+税)
こちらは久々の再入荷です。ミニアートは以前に比べると再入荷の間隔が長くなっていますのでこの機会にどうぞ。


PanzerWrecks19 \2,950(+税)

今回は「ユーゴスラビア編」ということで、終戦直後のユーゴで遺棄・撃破された枢軸国軍車両と戦後ユーゴ軍で使用されたドイツ軍車両に焦点を当てます。ざっくり言って「パンターとかティーガーとか、何枚くらい写真が載ってますか?」が気になる方にはまったく用の無い書籍です。しかし、サンプルの1枚目で「な、なんじゃこりゃ」と思った方、もしくは「あー、あの有名な車両ね、はいはい」と思った方、どちらの方もこの本は必買と言えるでしょう。サンプルには載せていませんが、イタリアが連合国に寝返った後、ドイツ軍がイタリア軍を武装解除して接収したイタリア軍AFV(CV3からM15までもりだくさん)、S35の砲塔を搭載した装甲列車、著者も「なんでコイツがユーゴにいるかまったくわからん」と書くトゥランIなど目白押しで、ヘッツアーや38(t)が出てきたところで「ようやっとメジャーな車両が登場したわ」という気持ちになる写真集です。戦後のユーゴでは第4戦車旅団をドイツから接収した車両で構成したそうで、転々と持ち主の変わった38(t)やなぜかドヤ顔のユーゴ兵が乗っているヘッツアーなどを掲載。さらにユーゴの野外戦車博物館ではVK1801とM15、R35のスリーショットなどと言う珍妙な取り合わせも見ることができます。96ページ、モノクロ、英文、レターパック送付可能。


AFVmodeller No.86 \2,300(+税)

今号の表紙は、タミヤのM51をドナーにしたセミスクラッチビルドのイスラエル軍の160mm自走迫撃砲です。モンモデルのタイトルを冠してからは比較的メジャーな車両の成分が多くなっている本誌ですが、これを表紙にするとはなんたるマニアックさでしょうか。出来の方も見事で、詳細な記事と共に超絶なテクニックを堪能できます。その他、D9ドーザーをスラットアーマー付きでディティールアップした力作やDW2、モンモデルのホイペットは実車写真と共に掲載。64ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。

Tarnfarben Volume 2 \12,500(+税)(再入荷)(売り切れ)
「現存する実物をとにかく愚直に拡大して撮影する」書籍の第二弾(出版社のサイトを見る限りこれで完結)です。第一巻の紹介の時にも書きましたが、今般の流行のように「初心者にも解りやすく手取り足取りお教えします」の本では無く、実物の本質に迫りたい方がじっくり観察してこそ価値のある書籍です。しかし、探究心のある方にとってはページをめくる度に食い入るように眺め、新たにページをめくる度に感嘆の声を上げそうになる素晴らしい書籍です。こういう写真は嘘をつかないので、ベテランだろうが初心者だろうが平等に発見のチャンスがあります。もしあなたが今は初心者でも、買っておけば10年後や20年後には一番頼もしいリファレンスになっているはず。全世界で1,000部限定、シリアル番号入りです。230ページ、フルカラー、英文、レターパックではお送りできません。
※大変申し訳ありませんが、送料無料の対象とはなりません。






Tarnfarben Volume 1 \12,500(+税)(再入荷)(売り切れ)


Forgotton Archives 1 \5,700(+税)(再入荷)(売り切れ)

PanzerWrecksの出版社による戦場写真集です。既にお馴染みのPanzerWrecksはドイツ軍の遺棄車両という縛りで作られていますが、本書は米軍の通信部隊写真班由来の写真という縛りで作られており、連合軍車両(生きているもの死んでいるもの両方)と独軍遺棄車両で構成されています。米軍写真班は基本的に戦場カメラマンであり、銃弾の飛び交う中で撮影を行うのが基本ですが、本書では主に戦いが落ち着いた時点の写真が多く、大判の写真機を使って撮影した解像度の高い写真が厳選されています。
正直、発注を出した時点では、PanzerWrecksの拾遺集のような位置づけではないか?と考え、余り期待していませんでした。しかし、実際に開いてみると大収穫の写真集でした。PanzerWrecksのスタッフは基本的にドイツ車両の研究家ですが、今回の書籍のため、連合軍車両に造詣の深いビル・アウアーバック氏に写真の選定と解説を依頼しています。ドイツファン/連合軍ファンどちらも楽しめる内容となっています。写真の対象物自体の貴重さはもちろん、とにかくどの写真も非常に解像度が高く、ディティールの隅々までが鮮明です。
また、米軍写真班の撮影した写真がどのように処理されてどのような配布/公開のされ方をするか、漫画を使った当時のフローチャートも公開されており、これまで殆ど光の当たることのなかった同部隊についても詳しく知ることができます。
240ページ、モノクロ、英語、レターパックではお送りできません。


ホンモデル H-5001 1/35 ZSU-23-4M/MZ シルカ対空自走砲(実車CD特典付き) \6,800(+税)→\5,999(+税)(初回特価)(売り切れ)

ちょっと当店の間抜けな手違いがあり、入荷が遅れてしまいましたが、新興メーカー「ホンモデル」の第一作、シルカ対空自走砲です。シルカはどう考えてもドイツのヴィルベルヴィントの影響を受けている対空自走砲で、その登場以来、対空戦闘はもちろん、地上目標の掃射用に恐るべき威力を発揮している傑作対空自走砲です。旧西側諸国はこの兵器に対し「レーダーが旧式化しているからたいした効果はない」と悪口を言いたがりますが、それは、この安価で効果的でかつ戦場に偏在しているシルカによって自前の高価な地上攻撃機や対戦車ヘリコプターが手ひどい目に遭ったことの裏返しでもあります。ソ連のアフガン侵攻時にはコンボイ護衛に付き、 T-62が仰角不足で射撃できない稜線上の敵をなぎ払ったため、ムジャヒディンは最優先でこの兵器を攻撃したと言われています。また、湾岸戦争でも西側の地上攻撃機に手痛い損害を与えたと言われています。これまではドラゴンの古いキットしかありませんでした。これはまだ東側兵器の情報が不足していた時代に設計されたもので、かつドラゴンが現在の超絶的金型技術に到達する前のキットですので、新しいシルカは待ち望まれていたのでは無いでしょうか。
キットはM型かMZ型を選択して組めるようになっています。M型は装填方式と砲身冷却方式を一新した改良型です。MZ型はM型に敵味方識別装置を導入した改良型で、主な違いはレーダーレドームのディティールやOVMとなっています。

最近はどのメーカーも3DCAD/CAMとNC切削で金型を加工するため、一昔前のように合いが極端に悪かったりするようなことは無くなりました。しかし、製品の出来上がりを最後に決めるのはやはり設計者の腕前です。ホンモデルはかなり期待できるメーカーのようで、モールドの一つ一つに細やかな心遣いがこもっており、プレスを多用したシルカの雰囲気を実によく捉えています。魅力の一つである、四連装機関砲は砲尾や弾庫も再現されており、模型の醍醐味を楽しめるでしょう。エッチングも必要最小限の部分に限定されており、精密感を過剰に追い求めたために製作が困難になるような要素はありません。個人起業に近い会社のようで、資本力が十分で無く、サイトの更新もままならず、専らフェイスブックで情報発信をしているようです。まずはこの製品を買って応援して上げたいところです。
モンモデルのシルカ

当店で購入された方へのささやかな特典として、イギリスの博物館で撮影したシルカの実車写真CD(約200枚入り 各3648×2736ピクセル)を差し上げます(CD-R単体での販売はありません)。マウスでクリックすると拡大されますがこれはCDに入れているものと同じサイズです。表示されるサンプルにはウォーターマークを入れていますが、お渡しするCDの写真には一切入っていません。


ブロンコ CB35134 1/35 III号戦車A型 \8,700(+税)→\7,830(+税)(初回特価)
(売り切れ)

III号戦車A型は、試作車や計画車までがキット化されるドイツ軍車両の中にあって数少ないミッシングリンクでした。何しろ、B型と比べても殆どのパーツを新たに起こす必要があるという厄介な車両ですが、突撃精神溢れるブロンコから遂にインジェクションで発売となりました。ブロンコは成形色が冴えないので損をしていますが、良い金型会社と契約しているらしく、その成型技術はトップクラスです。今回も3.7cm砲に刻んであるライフリングや一発抜きでパーティングラインも殆ど見えないサスペンション・スプリングなど各所に技を見せています。履帯はカステンと同じ方式の連結可動式です。また、ブロンコは時に「こんなの組めるか」みたいな無茶なエッチングの使い方をしますが、今回は極めて理に適った場所にのみ少量が使われています。過剰なデフォルメや強調表現は施されておらず、目の肥えたファンも満足できるキットに仕上がっています。

実車は1933年に始動した、のちのII号からIV号戦車に発展する「小型トラクター」計画の発展形として設計されました。「3.7cm砲を搭載した全周旋回砲塔を備えた10トンの戦車」が最初のコンセプトでしたが、将来に備え、より大口径の砲を積めるよう大型の砲塔リングを採用したため、15トンの戦車として完成しました。サスペンションは当時の最新流行であったクリスティーサスペンションを範に取った垂直スプリングサスペンションを採用していましたが、長さが不足していたため十分に機能せず、B型以降も試行錯誤が続きます。しかしそれ以外のデザインはほぼ完成したもので、のちの改良されたIII号戦車はドイツ電撃戦の立役者として存分に活躍することになります。製造でも未経験の問題に遭遇したらしく、その製造ペースはゆっくりしたもので、1937年5月から11月に掛けて計10両が製作されて陸軍に引き渡されました。最初の6両は訓練学校に配備され、第5装甲連隊(第3装甲師団)と第1装甲連隊(第1装甲師団)に2両ずつが配備されました。1938年8月以降、A〜D型の共通改修計画によって、機関室上面に牽引ワイヤーが、車体後部には煙幕発生装置が取りつけられました。キットは改修後を再現していますので、ロールアウト直後の車両を製作したい場合はこの装備を取り除くと良いでしょう。1939年のポーランド侵攻には、A〜D型併せておよそ60両のIII号戦車が最新鋭車両として投入されましたが、装甲が十分では無いことを露呈し半数が失われました。とくに、一番装甲の厚いところでも14.5mmしか無かったA型は実戦には力不足と判定され、1940年2月、生き残った全両が訓練任務に転用されました。

J-Tank 第22号 \1,000(+税)

今号の特集はグランドパワーと奇しくも被ったチハ車です。巻頭は四平戦車学校(満州)で訓練中のチハ車を未発表写真で紹介。また、GP誌はJ-Tankへの寄稿も多い国本氏が47mm砲を解説していますが、J-Tankでも47mm砲を解説。それぞれ掘り下げ方の角度が違い両方を併せ読むと興味深いでしょう。個人的には車長キューポラ前の直接照準用角測量線に関する記述が興味深かったです。その他ヴィッカース・クロスレイ装甲車をひたすらマニアックに掘り下げる連続記事の中編など、興味深い論文が満載です。40ページ、モノクロ、レターパック送付可能。※恐れ入りますが送料無料の対象とはなりません。

タコム #2020 1/35 装甲ドーザーM9 ACE \7,100(+税) → \6,390(+税)(初回特価)(売り切れ)

「M9 エース」は、米軍の装甲戦闘ドーザーです。併用されているD9があくまで民生品からの改造であり「多少の装甲を要所に施している」程度であるのに対し、M9は最初から最前線で運用されることを想定して設計されています。日本では殆ど知られることが無い車両ですが、1986年に就役し、湾岸戦争にも投入されました。最高速度が50kmもあり、エイブラムスの梯団に随行する運用も可能。近未来SFに登場しても全く違和感の無いデザインです。乗員1名。

本車の特徴は、単なるドーザーでは無く、ドーザーブレードを開いて車内に土砂を貯め、車体を前傾して排土出来る点にあります。車体の上下にはハイドロニューマチックサスペンションが採用されています。本車は前線で素早く対戦車壕を構築したり、歩兵や砲兵のための遮蔽物を作る事、障害物の除去、塹壕の埋め立てなど幅広い使い方が可能です。また、実戦では敵兵の立てこもる塹壕に突撃して排土し、敵兵を生き埋めにするという荒っぽい使い方もされたようです。車体はアルミニウム合金ですが、主要部は鋼鉄と繊維の複合装甲で保護され、小火器や榴弾の破片に抗甚できます。自衛用の武装は持たないため、護衛役のM2ブラッドレーとコンビを組んで活動することが多いようです。
タコムのキットは実車同様、車体を前後に傾ける機構を再現。いずれかの位置を選択して組む事が可能です。

ドーザーブレードの機構も実車同様に再現しています。

M9 ACEは米陸軍の他、米海兵隊、台湾軍、韓国軍でも採用されており、豊富な塗装オプションを楽しむことも可能です。


タミヤ #37020 1/35 M24チャーフィー(限定生産) \3,400(+税) (再入荷)
※メーカー在庫が残り少なくなっています。限定商品ですのでお早めに※

M24は米軍がM3/M5軽戦車の後継車両として開発した軽戦車です。大きな特徴は、主力戦車であるM4シャーマンとまったく同じ威力を持つ75mmM6砲を搭載している点です(砲弾も互換性がありました)。M6砲はB25爆撃機に搭載するために開発された軽量砲(75mm M5)が原型となっており、これによりM4(30トン)より12トンも軽い車体に搭載可能になったのです。装甲は最厚部で38mmと軽戦車らしいものでしたが、良好な避弾径始を有していました。バルジの戦いがデビュー戦です。このときは僅か2両しか派遣できなかったのですが、終戦までには1,100両が配備されていました。戦後も使用され、その中には陸上自衛隊も含まれています。

イタレリのM24はかなり古いキットですが「部品の状態だと物足りなく見えるのに、完成するとなぜか格好いい」というイタレリマジックの掛かったキットです。しかし、デビュー当初は戦後型が再現されており、第二次大戦に使いたいファンを嘆かせました。その後、履帯をベルト式の大戦型にしたものが発売され、更に近年、履帯を大戦型の部分連結式にしたものが発売されました。しかし、タミヤでは(イタレリ箱版も含め)、このバージョンは輸入しませんでした(事情はよく分かりません。並行輸入版は少数流通した模様)。今回、タミヤ箱版で発売するにあたり、チェックしたところ、この履帯は合いが少々悪かったため、依頼して新金型にしてもらったとのことです。また、砲塔上面のディティールやアンテナポスト形状など、戦後型だった部分が戦中型に金型改修されています。
さらにタミヤ箱版では車体に積むアクセサリーや戦車兵のフィギュアはタミヤのランナーを追加しています。金属砲身付き。

エイブラムス・スコード No.13 \1,900(+税)
表紙トップはICMのZIL131とモンモデルZU-23のコンビです。クレオス303にサンディイエローを加えた4BO(ロシアングリーン)を使って日本人好みに清潔に仕上がっています。キャビンと荷台の間の荷物のセレクションと軍隊経験者ならではの積み方は日本人では作りづらいところで、こういった細部に宿る戦場のリアルをさりげなく演出しているのが本誌らしい作品。トルコ人モデラーによる「えときんモデル」の75式榴弾砲。「こっちじゃ全然売ってないから、えときんさん本人に直接コンタクトして売って貰ったんだ」と誇らしげに書いています。たぶん、このキットをステップバイステップで紹介するのはこれが初めてで最後かもです。ショットカル・ダレットはレジェンドのパーツを中心に様々なアフターパーツを駆使した力作。その他、タイガーモデルの新作2点を実車写真と比較する解剖記事も貴重です。72ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。




ドラゴン #6608 ティーガーI 極初期型「チュニジア」第501重戦車大隊/第7装甲連隊 \7,800(+税)
詳しくはこちら


タミヤ MM347 1/35 アメリカ戦車兵セット(ヨーロッパ戦線) \1,400(+税)

これまで定番と言えるものが無かったアメリカ戦車兵セットですが、今後はまずこれを買うのがお薦めとなる使いやすくクオリティの高いフィギュアセットです。すっかりお馴染みになった3Dスキャナーで本物の人間をスキャンしたデータが原型になっています。データさえあれば右から左に出来上がるように誤解している向きもあるようですが、実際は取り込んだデータをNCで彫り込むには相当なノウハウが必要なようで、3Dスキャン第一号だった「グレナダ侵攻」のフィギュアと比較すると飛躍的にリアリティが向上しています。リラックスした組み合わせやすいフィギュア揃いで、先に出たイージーエイトやチャーフィーともベストマッチです。カバーオールの兵士とドライバー兵は単体で使用しても構わないようになっており「フィギュアは苦手」という方がモノサシ代わりに置いておきたい場合に便利です。双眼鏡は通常、車長だけに支給されていましたので、ドライバー兵をコマンダーキューポラに立たせる場合は双眼鏡を胸に付けると良いでしょう。
半身像2体、全身像4体、計6体入り。

ゴーグルは透明部品で3種。いずれもノルマンディ上陸以降ならどれを使っても構いませんが、真ん中に仕切りの有るタイプが一番最初に採用されたので、例えば車長のようにベテランの兵士に使うと良いかもしれません。真ん中に仕切りがない方が視界は良いのですが、古参兵は「オレはお前ら新兵とは違うんだ」という心意気で、旧型の軍装を大事に使い続ける方が多かったようです。階級章デカールも一通り入っており、師団章以外は歩兵に使用することも可能です。米軍の階級章はあまり選択肢が無いので貴重です。真ん中の兵士が抱える弾薬箱は.50口径機銃用で、インジェクションでは初のパーツ化です。


ホビーボス #80138 1/35 38(t)戦車 B型 \4,500(+税)(売り切れ)

旧トライスター製品の再販です。ご覧のようにメーカーロゴ以外はパッケージデザインもそのままです。良くなったところとしては、プラの材質が良くなったこと、パッケージ箱の素材が良くなって格段に強度が上がったことでしょうか。
このキットは発売当時、唯一のまともなB型のキットとして人気の製品でした。現在でもその価値はいささかも衰えていませんし、トライスターの良いところが凝縮された名キットではないでしょうか。
トライスターからはインテリア付きバージョンも発売されていましたが、今回はインテリアの含まれていないバージョンです。

ホビーボス #80136 1/35 38(t)戦車 E/F型 \4,500(+税)

こちらはE/F型です。当時は「E型とF型は単に生産契約番号の違いで外観は同じである」という説が通説だったためE/F型と表記されています。後日、戦車研究家のジェンツ氏によって「スモークキャンドルボックスが付き、そのために排気管マフラー位置が高くなっているのはF型で、その点がE型との差違である」との説が唱えられ、これが現在の通説となっています。このキットはジェンツ氏の説に従えばF型ということになります。B型同様非常に素性の良いキットで、再び広く流通することになったのは喜ばしいと思います。エッチングの使い方も適所のみになっており、やはり惜しいメーカーを無くしたと改めて感じるキットです。

タミヤ MM346 1/35 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(ヨーロッパ戦線) \3,600(+税)→\3,240(+税)(初回特価)(売り切れ)

タミヤは以前、限定品のイージーエイトを発売していましたが、これはアスカ(タスカ)のOEM供給を受けてタミヤ箱で出したもので、今回の製品とは全く異なるものです。また、同じHVSSサスを持つM51とも殆ど部品の使い回しは無く、足回りのごく一部や.50口径機銃を除き、新規となっています。
イージーエイトは、5万両近くが生産されたM4シャーマンの集大成といって良いタイプです。大きな特徴は、武装の強化に伴い増加した車重に対応するため、サスペンションを従来のVVSS型からHVSS型(E8型サス)に変更した点で、当時の米軍の符丁(日本で言うと「サクラのサ」のようなもの)のEが「イージー」だったことから「イージエイト」と呼ばれるようになったようです。

M4A4E8は1944年8月から生産が開始され、まずパットンが率いる第三軍所属の第4機甲師団に配備されました。同師団が、バストーニュで包囲された米軍を救出するために進撃した、バルジの戦いがデビュー戦になったと言われています。
今回タミヤがキット化したのは、1944年秋頃に製造された特徴を持つ車体を再現していますので、バルジの戦いを皮切りに、ドイツ国内戦まで「ヨーロッパ戦線」の名にふさわしい、様々なシチュエーションで使用可能です。
3Dスキャンで造形された車長のフィギュアも大変格好良く、タミヤらしく組みやすさと再現度のバランスが絶妙に保たれたキットとなっています。


Son of the Sherman Vol.1 The Sherman design and development \5,500(+税)(売り切れ)

2013年の出版ですから、新刊というわけでは無いのですが、タミヤのイージーエイトが発売になるのを記念して少し入れてみました。ドイツ戦車に比べると参考書の数が少なく、「これを読んでおけば間違いない」という本を指定しにくいシャーマンですが、本書は各型式を系統立てて一冊にまとめ、かつその記述内容が詳細である事から、シャーマン研究をするのであればいずれは購入するべき書籍です。ただ、初心者がいきなり読んでその内容をうまく活かすことができるかというと、それは難しいと言わざるを得ません。(ドイツ戦車が対象でも良いのですが)ある程度は車両研究をしたことがあり、戦場写真を自分なりに観察ができる能力が必要です。しかし、今はそういうことができなくても、いずれはちゃんとした車両研究をしたい、と考えている方なら、入手可能なうちに買っておくべきだと思いますし、この本を手がかりに車両研究を始めるのは悪い考えではありません。この本のガイドに従って戦場写真を見れば、見慣れていた写真が実は発見と驚きに満ちていることが分かるでしょう(中学校卒業程度の英語力が必要です)。それは自分の世界が広がることであり、「XXの教科書(なんでこういうクダラないタイトルを付けるんでしょう。趣味は学校の勉強では無い)」みたいなお仕着せの模型技術書を読んでいても一生身につかないことです。版元直売では$55+送料で、円高時代に設定された価格で仕入れていますから、かなりお買い得です。問屋さんの在庫が切れ次第、この価格での販売は終了します。
386ページ、モノクロ/カラー、英文、レターパックライトでお送りできますが、送料無料の対象外とさせていただきます。


ライフィールドモデル RM-5003 1/35 ティーガーI初期型 第503重戦車大隊 東部戦線1943(フルインテリア付) \11,000(+税)→\9,900(+税)(初回特価)(売り切れ)

ライフィールドモデルの「ティーガー極初期」に続くキットは「ティーガー初期型」ということで「なんだよ〜」と思われた方もいらっしゃったと思いますが、後発メーカーだけあってよく考えられた製品展開です。

まず、エンジンも含めたインテリア付きにしたこと。これまでも1/25タミヤ、古くは1/48バンダイでもインテリア付きはありましたし、アカデミーの1/35インテリア付きもありました(アカデミーのキットはタミヤのコピー品なので良い子は買ってはいけません)が、いずれも「ひととおりインテリアも入ってますよ」的なレベルだったのですが、ライフィールドのティーガーは徹底再現されたもので、レジンキットで出せばそれだけで15,000円くらいしそうな内容です。もちろん、レジン製インテリアに比べて遙かに組み立てやすく出来ています。インテリアは、説明書どおりにフルセットで組み込むのはもちろん、他のキットにエンジン部分だけ使って点検シーンを、残りのパーツで撃破されたシーンを、というような使い方も可能です。腕に自信のある方はドラゴンやタミヤに組み込んでも良いでしょう。

砲塔下に吊られている丸テーブルには裏側にもモールドがあるので、16トンクレーンで吊り上げた情景でもバッチリ。



機銃薬莢受けのバッグ。蓋がモールドされています。



第503大隊を選んだのもなかなかです。第503大隊の指揮官は研究熱心だったらしく、防盾の照準孔の上に庇を付けてみたり、オリジナルのゲペックカステンを付けたりで有名な部隊です。ドラゴンのキットの防盾には庇付きが入っていたので、勿体ぶって後回しにしていたドラゴンはホゾを噛んでいることでしょう。このキットにはもちろん庇付き防盾と下端がそぎ上がったゲペックカステンが入っています。しかし、それだけに留まらず、503大隊所属車の個体によっては付けている、リアパネルのジェリカンラックと謎の四角い箱(履帯調節工具箱?)も入っており、箱に至っては大小2種が入っている凝りようです。(小さい箱に関しては不要部品扱い-レイアウトが大きい箱を付けている個体と逆であり、ダボ穴が複雑になるのを嫌ったと思われる。「解る方だけ使ってね」ということらしい)

また、予備履帯ラック金具が8つ入っていたり(これも「解る方だけ使ってね」扱い)、指揮車の発売を予定しているためか、アンテナが3種入っていたり、アンテナ延長ロッドケースが不要部品扱いで入っていたりと、そのまま組み立てるもよし、他のキットと組み合わせると面白いパーツが沢山入っています。OVMもクランプをエッチングにしたい方向けにクランプのモールドが無いものがオプションとして入っています。

デカールも個体ごとに微妙に書体が異なる第3中隊がチョイスされており、ティーガー好きは買っておいて損は無いキットです。価格はとうとう5桁になってしまいましたが、本格的な連結可動履帯が入っていること、インテリアパーツのボリュームが半端ないことを考えると、コストパフォーマンスは結構良いと思います。
まだまだ資金繰りは苦しいメーカーみたいですが、やる気は凄いので、タニマチ的視点からもお勧めする次第です。

ライフィールドモデル RM-5002 1/35 ティーガーI初期型 連結可動履帯 \3,400(+税)

ティーガーの生産第21号車から第569号車(1943年10月生産車)までの工場出荷時に装着されていた履帯です。1号から20号は「ミラー履帯」と呼ばれる左右別体の履帯を履いていましたが、21号車からはミラー履帯の左側を右にも履かせるようになったものです。ライフィールドのティーガーに入っているパーツの単体売りで、タミヤとドラゴンのティーガーにもフィットします。通常のプラで出来ているため、初心者にも取り扱いやすく、品質を考えるとかなりお買い得で、これからティーガー初期型履帯の定番として活躍してくれるはずです。

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ファインモールド MG6 九五式軽戦車用37mm砲 砲身 \800(+税)


ホビーボス #80134 1/35 IV号突撃戦車「ブルムベア」初期型 \6,000(+税)

しばらく前に「旧トライスターの金型をトランペッターが買い取った」との情報がネットにリークされていましたが、このたび、ホビーボスブランドで再販となりました。ボックスデザインもメーカーロゴ以外はトライスター時代そのままです。トライスターは個人起業のプラモデルメーカーのさきがけ的存在でしたが、諸般の事情で活動を停止、長らく入手難となっていたキットです。ブルムベア初期型はドラゴンが#6596で製品化していますが、これはツィンメリットコーティング付きであることから解るように、クルスク戦に投入された後、戦訓に基づく再改修を受けた姿を再現しています。これに対し、本キットは「クルスク戦に投入されたブルムベア(IV号E型改修型)」であり、現在でも十分に存在価値のある製品です。トライスター末期の製品だったため、流通量も少なく、入手できなかった方も多いのでは無いでしょうか。
キットの仕様は以前と変わっていないものの、プラの質はホビーボスらしく上質な物になっており、トライスター時代のクラックの入りやすいものに比べるとかなり良くなっています。デカールは何れもクルスク戦の第216大隊のものです。シュルツェンはエッチング製です。


サイバーホビー(緑箱) #6730 1/35 ティーガーI 初期生産型 "ミハエル・ヴィットマン" フィギュア付属 \7,800(+税)(再入荷)
絶版と思われていたヴィットマンティーガーですが、待望の再入荷となりました。
初回の入荷分は説明書のミスをエラッタの小シートで対応していましたが、今回の入荷分の説明書はエラッタを取り込んだ新版になっていますので、流通在庫を掻き集めたのではなく、再生産と思われます。結構まとまった数が入っているようですが、ドラゴンの再生産間隔が長いのは周知ですので、ぜひこの機会にどうぞ。
初回限定と謳われていたヴィットマンフィギュアですが、今回の入荷分にも含まれています(ヴィットマンが騎士十字章を付けていない点は残念ながら訂正されていません)。しかし、フィギュアの説明書は小シート対応ですから、今後も付属するかどうかは不明です。

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ミニアート #35188 米軍装甲ブルドーザー \7,000(+税)

非常に好評を博したミニアームのD7ドーザーシリーズの掉尾を飾るのはやはり装甲ドーザーです。本来、D7ドーザーは敵を排除した後、安全を確保してから使用する建前でした。しかし、機甲部隊の突破後、周辺に取り残された敵兵や狙撃兵から身を護るため、ラジエーターやアクチュエイター、乗員を保護する装甲が取りつけられるようになりました。これらは現地改修のものもありましたが、このキットで再現するのは後期型装甲キャビンを装備したタイプです。初期にはキャビンにドアが無く、乗員は梯でよじ登って、無蓋の天井部分から乗車していましたが、やはりこれでは不便と言うことでドアが設けられています。
装甲化することで情景でも様々なシチュエーションで使いやすくなりました。



ラウペンモデル 35-008 1/35 自衛隊200Lドラムカンセット \1,700(+税)


大変好評を博した、ラウペンモデルドラム缶シリーズの第三弾です。
陸上自衛隊は、第二次大戦で米軍が使用した物と同じ形状のドラム缶を使用していますが、米軍が頂部に刻印を入れているのに対し、自衛隊では刻印ではなくペイントで軽油の種類や燃料補給処の名前を記入しています。これまで通り僅か2つのパーツで構成されたドラム缶で、パーティングラインも殆どありませんから簡単に組み上がり、本当に手を動かしている人のためのキットです。


凝っているのはペイントのデカールで、1号軽油から4号軽油(気温が高い(もしくは夏季)用の1号から寒冷地(もしくは冬季)用の4号)まで選択でき、全国の燃料補給処も網羅、更に「防衛省」バージョンと「防衛庁」バージョン、もしくは「桜にQ」を選択可能、火気厳禁の表示も黄色バージョンと白バージョンが用意されており、ラウペンモデルらしいマニアックで正確な考証がぎゅっと詰まっています。正直言って、これを凌ぐ自衛隊ドラム缶セットを出すことは不可能に近い、究極の製品と言って良いでしょう。
詳しい解説付きですから資料をお持ちで無い方でも気軽に楽しめます。12個入り。
デカールを貼らなければ、旧西側諸国の汎用ドラム缶としても使用可能です。

TankArt4 \4,500(+税)(再入荷)(売り切れ)
※版元残部僅少※

2012年発売になったTankArt1はそれまでの模型塗装指南書を遙かに凌駕する一冊として評判になり、輸入書籍としては破格の冊数を売りました。ところが一度も再印刷をせず絶版になりました。理由は「印刷所のオペレータが施した写真のデジタルエンハンスにより私の実際の作品とかけ離れた印象の書籍になった」というものでした。その後、印刷所を変更し改訂版TankArt1を出版したものの、これまた早々に絶版にしてしまいました。理由は「改訂版を出すにあたり、本文の記述も見直したが、その途中で2年前のテクニックは私の中で既に過去のものとなっていることに我慢ならなくなった。現在ならもっとレベルの高い作例を見せることができるし、より効果的な技法を指南できる。過去のテクニックの改訂版を出すより、現在の最高の技術を使っていちから書き直すべきだと気づいたからだ」と述べています。
2012年の時点で、既に著者のマイケル・リナルディ氏は傑出した作り手でした。殆どのモデラーが「これ以上の塗装を施すことは出来ないのではないか?」と考えました。
ところが!本人の公言通り、TankArt4はTankArt1を凌ぐ一冊として登場したのです。どの作例もTankArt1よりも更にリアルで存在感のある作品に仕上がっています(しかもさほど凝った追加工作は施していません)。
使用している塗装商材にしても、幾つかはこの2年間に発売されたものを取り込んでいますが、基本的には油絵の具とピグメント、そしてタミヤアクリルによるもので、テクニックに関しても論理立てが前作よりもすっきりと解りやすいものになっています。本人が述べているとおり、本書があればTankArt1をわざわざ探す必要は無いでしょう。
間違いなく、これまで出版された塗装指南書の中で最高の一冊。塗装に行き詰まったとき本書を開けば必ずや突破口が見つかるでしょう。
223ページ、フルカラー、英文、レターパック送付可能。


ドラゴン #6824 1/35 IV号戦車 パンターF型砲塔搭載型 \7,800(+税)→\6,900(+税)(初回特価)

IV号戦車の戦闘力強化の一策として検討されたパンターF型砲塔搭載型です。実車が製造されることはありませんでしたが、独特の雰囲気から人気のある試作案です。キットは既に定評のあるIV号戦車末期生産型にパンターF型の砲塔を組み合わせたもので、砲塔リング径を変更した車体上部が新金型となっています。
箱絵はちょっと酷い手抜きで、砲塔と車体の比率も狂っていますし、細部も真面目に描かれていないのが残念です。


パンター大隊「ブランデンブルク」1945 \10,700(+税)(売り切れ)

労作です。ブランデンブルク装甲擲弾兵師団のパンター大隊をテーマに10年に及ぶリサーチを経て詳述したもので、その驚異的な記述の細かさに著者の執念を感じます。
ブランデンブルクは元々国防軍情報部所属の特殊部隊で、民間人や敵兵に偽装しての破壊工作や情報収集、特殊作戦を行う精鋭部隊でした。しかし1944年、ヒトラー暗殺計画に国防軍情報部が荷担していたことが疑われると、特殊部隊としては解隊され、装甲擲弾兵師団として再編されました。このとき編成された戦車大隊の基幹となったのが第26装甲連隊第I大隊の残余部隊です。第26装甲連隊第I大隊はやたらと所属部隊が変わった数奇な部隊で、元々第26装甲師団所属でしたが、パンターに装備改変した後に師団を離れ、様々な師団を転々と巡った後、1944年末にブランデンブルク師団の戦車大隊となりました。
本書では、GD師団時代の東部戦線南部での戦い、チェルカッシー包囲網救出作戦、メーメル撤退戦、ブダペスト救出作戦についても触れていますが、白眉は本書の後ろ半分を使って詳述してある、キュストリン要塞救出、ゼーロウ高地南部での戦いといったオーデル河戦線の戦い、そしてハルベ包囲網からの脱出戦です。
オーデル河戦線でも、単に防衛するだけでなく、取り残された装甲擲弾兵陣地を救出に赴く様が戦況図と共に説明されるなど、当時の装甲部隊の運用が詳細に分かります。戦車は防衛線に貼り付けになるのではなく、ちょっと下がったところに機動予備として配置されているわけですが、その位置が明快に解る戦況図は貴重です。
ここまででお気づきのようにこの部隊はやたら包囲網の救出作戦に参加している精鋭ですが、最後は自ら包囲されてしまい、ベルリン南西で待つヴェンクの第12軍に向けて決死の包囲網突破を図ります。弾薬、燃料共に残り僅かで、周りは全てソ連軍という有様の中、包囲を突破できたのは最終的にパンター4両だけ。その間の戦いを詳細な戦況図を用いて、櫛の歯が欠けるようにパンターが撃破されていく様を描いています。
本書は部隊の残余がエルベ河にたどり着くところで幕を閉じます。タンガーミュンデに掛かる鉄道橋は既に爆破されていましたが、兵士は周囲に残る舟を掻き集めて渡河し、米軍第405連隊へと投降したのでした。
掲載記録写真は数こそ多くありませんが未発表のものが殆どです。中でもハルベ包囲網の写真は貴重で、1945年4月に臨時編成された第105SS戦車中隊が所有していたM13/40の写真に驚かされます。現地改修の特異なシュルツェンを付けたIII突は初出です。併せて戦地の現在の様子を写真に収めていますので、情景を作る際の空気感、土地の色など参考になる部分が多いでしょう。2011年発掘された大隊所属のパンターの残骸(311号車もしくは312号車)も収録。末期戦に興味のある方には見逃せない一冊で、今後リファレンスとして使われることが間違いない貴重な書籍です。351ページ、写真200枚以上、戦況図27枚、独/英完全併記、モノクロ、一部カラー、レターパックではお送りできません。※恐れ入りますが、送料無料の対象とはなりません。

パッションモデルズ P35-115 1/35 パンターD型 エッチングセット(タミヤ用) \1,700(+税)

好評を博したタミヤのパンターD型にいち早く対応した専用エッチングセットです。パッションモデルズらしく、内容を厳選し、かつ丁寧にリサーチされています。親切なのは難易度3(★3つ)、難易度2(★2つ)、難易度1(無星)がパーツごとに示されている点です。エッチングに慣れていない方はまずは無星のパーツだけ使用してみる、うまくいったら★の多いパーツも使用してみる、という使い方が可能です。クランプはジェニーズクランプが同梱されています。ちなみにジェニーズクランプの難易度が★3ですので、中級以上なら問題なく全てのパーツを使う事が出来るでしょう。
なお、グリルメッシュは含まれません。これは「既に純正のメッシュを買った方も多いだろうから」との配慮だそうです。
挽き物のピストルポート装甲栓が付属します。

パッションモデルズ P35-116 1/35 パンターD型 シュルツェンエッチングセット(タミヤ用) \1,200(+税)

実物とほぼ同じ構造になっているシュルツェンセットです。ステーの部分はハンダ(もしくは金属用接着剤)が必須になると思いますが、ステーはプラパーツで十分と言う向きには非常に簡単に使う事ができます。薄さにこだわるだけではなく、部分的に脱落させたりダメージを付けたりといろいろな表現を楽しめます。

パッションモデルズ P35-114 1/35 パンターD型 メッシュエッチングセット(タミヤ用) \700(+税)

純正より安く、かつメッシュの線の細さは純正に優るという、パッションモデルズの実力をいかんなく発揮したメッシュセットです。小さな丸い吸気口のパーツも付属しています。

パッションモデルズ P35-117 1/35 パンターD型 エッチングバリューセット(タミヤ用) \2,800(+税)

上記3点を同梱したお買い得セットです。かなりお買い得です。

AFVクラブ Kfz.100 ビュッシング・NAG 3tクレーン車 \7,200(+税)→\6,480(+税)(初回特価)(売り切れ)
Kfz.100はビュッシング・NAG4500トラックをベースに製作された3トンクレーン搭載車です。軽回収作業、エンジン交換を含む整備作業など、装甲部隊の縁の下の力持ちとして大戦を通じて活躍しました。ドイツ装甲部隊になくてはならない存在でしたが、これまでインジェクションでは製品化されたことがなく、待望のキット化と言えるでしょう。


ベースとなったビュッシング・NAG4500は非常に評価の高い名作キットですが、このきっともまた模型的魅力満載のキットになっています。詳細に再現されたビルシュタイン3
トンクレーンはもちろん、キャビン後方にある用具収納スペースについても質感・再現度が素晴らしく、モデラーのココロを激しく揺さぶるキットではないでしょうか。先に発売されたタミヤのパンターなどと組み合わせてエンジン交換シーンを再現するなど使いどころも様々でしょう。



ドラゴン #6823 1/35 IV号戦車J型指揮車 \7,800(+税) → \7,020(+税)(初回特価)(売り切れ)
ドラゴンはこれまでたくさんのIV号戦車を発売してきましたが、指揮車はスマートキット版では意外にも初めてです。今回のキットは日本人チームが基本設計をしたものをベースに、IV号戦車研究家として知られるNotger Schelegtendal氏を監修に起用しています。
タイトルの最後にあるFahrgestell Nr.92200は「製造番号92200号」の意味で、この車両は現在、ベルギーのリエージュにレストア保管されています*。
とはいえ、92200号しか作れない窮屈なキットではなく、1944年8月から9月に掛けて生産された一般的な指揮型としても製作可能です。
指揮型のパーツを別のIV号H/J型に使用すればこれ以外の時期に生産された指揮戦車も製作可能です。また、残ったパーツで通常型のJ型を製作することも可能なキットですから、IV号好きならひとつ買っておくと重宝すると思います。
*「PanzerIV 92200」などのキーワードで検索するとレストア車の画像や捕獲時のオリジナル状態の画像を見ることが可能です。


ドイツ装甲連隊では(パンター大隊以外)、III号戦車をベースとした指揮車を使用してきましたが、1944年になるとIII号戦車が装甲連隊の装備から消え、指揮車を目立たせない意味でもIV号戦車ベースの指揮車が必要となりました。生産は1944年4月から開始され、終戦までに100両余りが指揮車として生産されました。この時点でIV号戦車の生産ラインはJ型に移行していましたが、何両かのH型も指揮型に改修されたと言われています。
ドラゴンがキット化したのはSd.Kfz.267と呼ばれる、上級司令部と交信可能な中距離無線機FuG.8を搭載したタイプです。FuG.8は延長ポールを用いて利得を上げることが可能で、これを支えるため補強された大型アンテナ基部が増設され、基からあるアンテナポストは基部のみが残されています。ドラゴンはこの辺りの特徴はもちろん、車体右側面に装備された延長ポール収納箱もきっちりパーツ化しています。


92200号車は44年9月生産車であることが明らかになっていますが、この時期は転輪のボギー基部生産簡易化の移行時期であったことを示す格好の個体としても研究家に重要視されています。
すなわちそれまでは基部の頂部に4本のボルトが打たれたパーツ(A38・A39)が使用されていましたが、中央の2本のボルトを廃止する通達が出されました。ドラゴンのD13・D15はこれを再現したパーツで、中央のボルト2本用の隠し穴がモールドされています。これは、ボルト廃止の通達が実施された後も生産ラインには4本のボルト穴が穿たれたパーツが残っており、ストックがなくなるまではこのパーツも使い続けたことを再現するためです。実際に、92200号車では左の第2ボギーと右の1,2,4は孔あきパーツがボルトを打たれていない状態で使用されていますので、92200を正確に再現したい向きにはこの辺りにもこだわってみては如何でしょうか。

また、キットでは、上部転輪の第一転輪だけ他と異なるデザイン(A13+A14)のものを使用するよう指示がありますが、これも92200がそうなっているからで、従来型のA2+A3と簡易型のA13+14の移行時期であったことを示すものです。
更にキットの車体下部前面装甲板はツィンメリットのないパーツを使用するよう指示されていますが、これまた指示ミスではなく、92200号車の特徴を再現するためのようです。
なお、キットにはツィンメリットの範囲が異なる車体下部前面装甲板(S9,T1)も不要パーツとして入っています。92200号車以外の個体を再現したい場合はこちらを使ってみるのもアリでしょう。
ドラゴンの説明書はいつもの通りアッサリしていますが、このように濃い考証のつぎ込まれたキットであり、不要部品にしてもIV号好きには堪らないおまけの多いキットであり、ぜひ一つ購入されることをお勧めします。

ライフィールドモデル RM-5001 1/35ティーガーI 極初期型 北アフリカ1943 \6,800(+税)

中国の新興メーカー、ライフィールドモデルの第一作です。
北アフリカには第501重戦車大隊と第504重戦車大隊の2個ティーガー大隊が派遣されました。ドラゴンが先の#6820で再現したのは第504重戦車大隊所属車で、今回ライフィールドモデルがキット化したのは第501重戦車大隊所属車です。
第501重戦車大隊はティーガー大隊としては最初に組織され、結成時は生産第11号車から第33号車(第22号車欠)及び第59号車で構成され、工場出荷時の外見はドラゴンが#6252および#6600で再現した第502重戦車大隊の極初期生産車(第2号車から第10号車)とほぼ同じ特徴を備えていました。
練成中に第502大隊の戦訓を受けサイドスカートやマフラーガードなどの装備が追加されましたが、その形状は後の標準的な生産車とは形状が異なるものでした。また、第501重戦車大隊第1中隊車は、俯角をとって射撃する際に邪魔になる、として車体上面のSマイン投射器を取り外しボッシュライトを前面装甲板に移設するというこの中隊独特のカスタマイズを施していました。ライフィールドモデルはこの第1中隊車を再現するものです。「アフリカのティーガー」と言えばこの中隊所属車を思い浮かべるファンも多いでしょう。

おそらく以前どこかのメーカーにいたデザイナーが設計したと思われ、パーツ分割や精度など、とても第一作とは思えないものです。メーカーの規模からして実車取材はしていないと思われますが、タミヤやドラゴンのコピーではなく、ティーガーI研究書として名高いトーマス・ジェンツ氏の「D.W. to TigerI」の図面をベースにして設計しているようです。このため、全体の雰囲気は極めて高いレベルでティーガーのプロポーションを再現しています。

パーツ分割や設計手法については過剰な分割や奇を衒った部分はなく良い意味で堅実に設計されています。
転輪はゴムが脱落した状態にすることが出来るパーツが2個分入っています。外側の転輪を取り外した状態に組む事も可能です。


履帯はモデルカステンとほぼ同じ構造の連結可動履帯を採用しています。


エッチングはグリルなど必要最小限の部分に加え、オプションでOVMクランプや牽引ワイヤーホルダーのパーツも用意されています。


デカールは白フチのみの通し番号と白フチ赤の通し番号が用意されており、第501大隊所属車と第10装甲師団所属車が選択可能です。


中国の新興メーカーは数人で立ち上げることが多く必ずしも潤沢な資金があるわけではありません。設立当初は運転資金を確保するために「自分が出したいもの」より「売れるもの」を発売することも必要です。ライフィールドモデルの主宰者は、手持ちの資金力と開発力で現実的に製品化できる範囲で最高のクオリティを目指し、かつ、安定して市場で長く売れる製品として、このアイテムを選んだように思われます。これが売れれば、ゆくゆくは「本当に出したかった」アイテムが出てくるのではないでしょうか。
しかし、そういったことは抜きにしても、ティーガー好きにとって十分満足できるクオリティを持ったキットであり、4000円のカステンの履帯と同じ構造の履帯が入っているのはかなりお買い得とも言えるのではないでしょうか。
新興メーカーをちょっとだけ応援してみたい方、単純にアフリカのティーガーが好きな方、両方にお薦めです。

アルパイン AM35198 1/35 WWII フランス戦車兵(2体セット) \3,800(+税)
大戦初期からフランス降伏後のヴィシーフランス政権軍の戦車兵として広く使える二体セットです。ヘッドは計四個付いており、ヘッドフォン一体型のヘルメットが二種それぞれ1つずつ、ヘッドフォン無しのタンカーメットを被ったヘッドが2個入っています。
どちらも革ジャケットを着ていますが、片方はマフラーを巻き、もう片方はセーターを着ている、拳銃のホルスターのタイプが違うとアルパインらしく細かく設定が変わっています。


アルパイン AM35199 1/35 ヨアヒム・パイパー ハリコフの戦い \2,000(+税)
パイパーはLSSAH連隊創設以来の古参で、第三次ハリコフ戦では装甲擲弾兵大隊を指揮していました。この当時、彼は少佐でしたが、大佐クラスが任されることの多い戦闘団の指揮官として抜擢され、その優れた武勲から騎士十字章を受勲しました。
身に纏っているのはこの冬から本格的に支給が始まった防寒ツナギ服です。
アルパインのフィギュアらしく兵隊らしい不敵な面相に仕上がっており、結構よく似ています。ヘッド2個付き。


アルパイン AM35200 1/35 武装親衛隊戦車クルー 防寒服 ハリコフの戦い \2,000(+税)
1942-43の冬にかけて支給が始まった、第一モデルの防寒服を身に纏った武装親衛隊の兵士です。この後支給の始まる防寒服は膝の部分が補強され、前ボタンのあつらえが違うのが特徴で、この第一モデルはキットになっていることは少なく、第三次ハリコフ戦にこだわる方なら見逃せないフィギュアです。戦闘帽/略帽も大きな国家徽章の付いた初期型で、これまた貴重です。ヘッド2個付き。


アルパイン AM35201 1/35 ヨアヒム・パイパー&下士官 ハリコフの戦い (2体セット) \3,800(+税)
35199と35200のセットで少しだけお得です。


ラウペンモデル 35-006 1/35 WWIIアメリカ200Lドラムカンセット(12個入り) \1,500(+税)


まず殆どの方が「アメリカ軍のドラム缶?いや、もうタミヤのがあるから要らないよ」と思われるでしょう。しかし、このドラム缶はこだわりが違います。なんと僅か2パーツで構成されています。刻印がある方の蓋は一体成型になっており、底部の蓋を接着すれば完成、しかもパーティングラインは殆ど目立たず、軽くヤスリ掛けしてやるだけで良いでしょう。この分割方法を取ったことで、蓋の縁が実物通りの厚味で再現されているのです。
この良さは実際に普段手を動かしている方にしか解らない気がします。米軍の豊かさの象徴とも言えるドラム缶は「どかん」と量を積んで、マスで見せて情景の見せ場にしたいもの。しかし、合わせ目が残っていたら一発で興ざめです。しかしこのセットなら手早く組み立てて、主役にじっくり時間を掛けられると言うわけです。
もちろん、米軍の軍需品扱いを現すQMCの文字もきちんと考証され、実物に忠実な書体で入っています。

タミヤMM345パンターD型入荷しました!
くわしくはこちら


タミヤ MM345 1/35 パンターD型\4,200 (+税)
タミヤ ディテールアップパーツ No.64 パンターD型金属砲身セット \1,200(+税)(売り切れ)
タミヤ ディテールアップパーツ No.65 パンターD型 連結式履帯セット \1,900(+税)(売り切れ)
タミヤ ディテールアップパーツ No.66 パンターD型 エッチンググリルセット \700(+税)(売り切れ)


DER TIGER Vol.1 501重戦車大隊 \4,500(+税)(再入荷)(売り切れ)

「ドイツ戦車整備部隊本」「16トンクレーン本」などでマニアを唸らせた、Volker Ruff社の新企画は国防軍の重戦車大隊(501〜510)を個別に紹介する本を順次出す、という豪儀なものです。長い時間を掛けて丁寧に準備された企画で、個人蒐集家、公文書館などから集められた膨大な写真を当代きっての研究家が名を連ねてセレクトし解説しています。第一弾は北アフリカで鮮烈なデビューを果たした第501重戦車大隊。これまで、ティーガーの写真集としては、ウォルフガング・シュナイダー氏の「重戦車大隊記録集」(日本語版は流通在庫のみ)がバイブルでしたが、同氏も監修の一員に加わった本書は「重戦車大隊記録集」にも収録されていなかった未発表写真が多数掲載されています。もちろん、一部は重複していますが、本書の方が大きく引き伸ばされており、丁寧に処理されているため情報量は多くなっています。例えば、大日本絵画版の「重戦車大隊記録集-1」の56ページ中段の写真も掲載されていますが、大きく引き伸ばされ、製造番号が250012であることがはっきり分かります。それ以外にも同書では収録しきれなかったシュナイダー氏のコレクションから、前後の写真が掲載されていたりと、ティーガーを研究している方には興味が尽きない未発表写真が満載です。正直、21世紀にもなって、こんなに未発表写真がたくさん載ったティーガー本が出るとは思いませんでした。本書は今後リファレンスとして使われるようになることは間違いありませんから、迷わず購入されることをお勧めします。前部マッドガード付け根に取りつける、起動輪交換具の図面、砲塔上に取りつける(ピルツが無かった時代の)エンジン交換用クレーンの図面も収録。128ページ、写真150枚、英/独完全併記、レターパックではお送りできません。


ホセ・ルイス・ロペス氏のAFV塗装ガイド(英語版)(簡易日本語訳付き) \2,500(+税)(売り切れ)

間の悪いこと、と言うのは商売をやっていればたまにあることですが、この本も以前問屋さんに注文していた原著が、日本語版が出た後に入ってきてしまうタイミングになってしまいました(泣)。問屋さんも「こりゃ、どちみち完全に赤字だねえ、しかし、日本語版出したところに迷惑掛けられないからあんまり安くも出来ないね」ということで、原著を海外通販するよりはちょっと安いというビミョーな値段での販売と相成りました。普通のモデラーの方は新紀元社さんの日本語版を購入したほうが良いと思います。しかし英語が分かり「原著のニュアンスに触れてみたい(原著は文頭がAndやButで始まるような会話調ですが、新紀元社版は淡々としたニュアンスに変えられている、メーカーへの辛辣な言葉はさっくり削られている)」「日本語版で省略されているスペインジョークがぜひ読みたい(^^)」と言う方にはこの英語版をお薦めします。おまけとして簡易日本語訳がついており、原著の誤植に対応しています。82ページ、英語(簡易訳つき)フルカラー、レターパック送付可能。

DVD写真集 T-80U \2,600(+税)
モンモデルのT-90の監修を請け負った、グル・カーン・ブックスの新作は、今注目のT-80Uのデジタル写真集です。輸出用戦車として作られたT-90に対し、ソビエト最高の性能を持つ主力戦車の最終バージョンとして製造されたT-80は未だに未公開の情報が多く、出版物も非常に限られています。このディスクは、本来、出版物としてまとめたかったとのことですが、扱っている情報量が膨大すぎて、DVDとして出すことになりました。4,000枚を越す写真と24分の動画、出版物用に作成したT-80Uの開発史など、民間に公開が許される範囲で、最良の内容となっています。T-64から派生したT-80は非常に多くのバリエーションを持ちますが、このディスクはT-80Uに潔く絞ることで、その分情報深度が上がっています。写真が撮られた場所も(外国人立ち入り禁止の)オムスクを始めとする各地の製造工場や展示会、デモ車など多数の個体が収録されており、旧西側諸国では絶対に作る事ができないものです。ファイル形式は、PDF, DOCX, JPEG, GIF, AVI, MPG, MP4, MOV.で、Win/Mac両対応ですが、万が一お手元の機器で再生できない場合も返品はできませんので、ご了承の上お求めください。レターパック送付可能。


エグザクト XS-35002 1/35 T-80U 金属履帯付き(限定生産) \10,800(+税) → \9,522(+税)

今年も様々なキットが出ました。特に中国では幾つものメーカーが生まれました。個人的には一番果敢に攻めたのが香港のエグザクトだったのでは無いかと思います。業界の経験者の多くが「現用のソ連戦車などでは商売にならない」というなかで、あえてT-80Uを選んで情熱たっぷりにキット化しました。このキットからは「現用ソ連戦車って面白いよね!」という設計者の声が聞こえてきそうです。残念ながら生産休止になってしまうそうで、その前に完全限定生産の金属履帯付きで入荷です。フリウルと同じ方式を採用しており、元のキットとの価格差を考えるとかなりお買い得になっています。