ドラゴン #6252 Pz.Kpfw.
VI Ausf. E (Sd.Kfz. 181) Tiger I Initial Type(3 in 1)
ハセガワさんからの日本語版のチラシ(約390k)

↓組んでウットリの足回り。タイヤに入っている「コンチネンタル」のロゴは商標の関係で「コンチネンタウ」になっているのですが、実際に見るともの凄く小さくて、そのままで大丈夫って感じです。もしルーペで見て「UをLに直しておらんのう」などと指摘する人が居たら後頭部を殴るか、絶交した方が良いでしょう。ガイドピンのがたつきも一切無く、殆ど調整無しで全輪接地しました。第一転輪の外側は外した状態が再現できます。

↓防循は4種類で、鋳造番号は最初からモールドしてあるもの、自分で植えられる物の2種が選べます。せっかくなので植えてみました。装甲スリーブのネジ穴って、120度ずつ3カ所に開いて居るんですね。恥ずかしながら今回初めて知りました。
↓某サイトで「エンジンルーバーのボルトタップが6角形をしている!」と指摘されていたので、接写してみました。確かに!...でも写真に撮って初めて解りました。肉眼では見えません(^^;

合いが非常に精密なので、車体の装甲板パーツを適当に付けると後から泡を食います。
まず、G25(車体後部装甲板)、G2,G3(側面装甲板)、K12(上部装甲板)、F20(前面装甲板)を仮組みして、どう組み合わさるか整理した方が良いでしょう。X部品(シャーシ)は大きな部品だけに、個体によっては若干の歪みを生じている場合があります。左記の部品を仮組みすることによって歪みの具合がわかります。G19(もしくはP8)(変速機上の装甲板)はF20を取り付けてからの方が楽に取り付けられます。
履帯の組み立てです。ドラゴンのNewMagicTrackですが、ゲート処理(ランナーからパーツを切り離して切断部の形を整える作業)が無いと言うのは大変楽です。履帯の連結から接着まで30分もあれば十分です。また、付属している治具が便利で、下の写真のように使うと起動輪周りの履帯のたるみが難なく決まります。

トリセツは履帯を幾つかのブロックに分けて接着する事を推奨するかのように図示していますが、やはり、必要な長さを決めた上で一気に接着剤を塗り、少し乾いたところで巻き付ける方が綺麗に仕上がると思います。
このキットのタイガーは左右それぞれ専用の履帯を履いていますので、キットに入っている2つの袋は絶対に混ぜないようにしてください。
一般的なタイガーIは最初右用履帯として設計された履帯を左にも履かせていますので、正面から見た場合、履帯の向きが上下逆になっています。
05/2/15 訂正:上記のように解説している資料も複数有るのですが、ミッシングリンクの下記スレッドによるとむしろ左用履帯を右に履かせるようになったと見るのが正解のようです。
http://www.network54.com/Forum/thread?forumid=47207&messageid=1108297700
それに対し、(キットの)極初期タイガーは正面から見たとき、履帯のパターンが左右対称になります。
トリセツのSTEP18では右用履帯の向きが一般的なタイガーと同じになるよう図示されていますが、実際の100号車が捕獲された時点では左用履帯が一般的なタイガーと同じになる向きに履帯を履いています(つまり部品Yを左に履いています)。100号車を作りたい方はご注意ください。キットの箱絵と塗装図はこの点を忠実に描いています。
しかし、履帯の向きに関してはむしろ100号車は特殊な例になるのかもしれず、トリセツが完全に間違っているとは言い難い可能性もあります。この辺りは私の手持ちの資料では判然としませんでした。
05/2/15 訂正:上記のスレッドに上げられている111・121号車の履帯の様子を見ると少なくとも502重戦車大隊では100号車の履帯の向きが標準であった可能性が高いでしょう。
従って、ドラゴンのSTEP18、STEP20のY,Z部品の指示はいずれも逆になっていると見る方が自然です。
せーた☆さん、ご指摘有り難うございました。
せっかくなのでキットのエッチングクランプ類を使ってみました。アベールやボイジャーの様に可動式ではありませんが、組み易さを十分に考えた部品構成です。組み立て順としては、MB2を位置決めして車体に接着→工具を接着→MB3とMB4を組み合わせた物を被せるように接着すると楽だと思います。MB4は付属の治具を使うとちょうど良い幅に決まります。また、MB3も治具で非常に良い角度に加工できます。ただ治具を付けたのでなく、ちゃんとテストしてありますね...
クランプ自体は少しオーバースケール(アベールより更に大きい)ですが、入門用には悪くないです。これでご満足ゆかない向きにはボイジャーのクランプセットをお勧めします(^^;

ライトコードを取り付けるためJ9(J5)に穴を開けておくとちょうど良い長さに決まります。
とりあえず、組み立て完成です。いやはや、1ヶ月くらい掛かってしまいました(^^;
箱の中のものだけで作り、砲塔の同軸機銃の銃口とクリーニングロッドを開口した以外は特に手を加えていません。
細かい部品もかなりあるため、組み立てには時間が掛かりますが、部品の合いは抜群で、突きだしピンの跡やヒケの類が一切無いので、大変楽しく組み立てが進みます。組み立て易さに定評がある(と信奉されている)メーカーですら、突きだしピンに関しては実に無神経であったり、とんでもない場所にヒケが有ることは珍しくありませんが、このキットに関し、そんな心配は一切ありません。
履帯はトリセツのとおりに付けたので、左右逆についています(T^T)。


しかし、これだけ接写すると私が工作下手なの丸見えですね...

コマンダーズハッチを開ける場合は、ハッチを取り付ける前にE9-F4-E9をキューポラに取り付けた方が良いでしょう。ハッチのロック機構まで精密に再現されたほれぼれするキューポラです。

キューポラの透明部品がかなり効果的です。

ゲペックカステンは、高い方の取付位置(121号車とは異なる位置)を選択。砲塔側に取付位置のガイドがモールドしてありますが、あまりアテにならないので、削り取ってしまった方が良いかもしれません。

後部フェンダーはエッチングもセットしてあるのですが、ハンダ付けに失敗してプラの部品を使用しています。ジャッキの取付具もプラのままです。湾曲したルーバーを再現した部品が見事な効果を上げています。

ハッチを開けると車載機銃のほのかに見えます。ハッチを開ける場合は、車体に上面装甲板K12を付ける前にJ1を裏側から接着しておきます。

スモークディスチャージャーの後の配線もエッチングで用意されています。

ヘッドライトの配線は折り曲げ加工済みの金属線が付属、配線を押さえる留め具までエッチングで用意されています。車体機銃の銃口は最初から開口されています。


これからの標準になるのでしょうか?前後分割式マズルブレーキ。

砲塔側面の手摺りは、本当は121号車のみかもしれませんが、にぎわいに付けてみました。


最後にトリセツの抜けを。車体底面につくF19の図示が抜けています。(赤矢印の部品)