#A
削り込みや角度修正を殆どしない状態で、ちゃんと銃を構えたポーズになります。(ドラゴンのサイト・裏箱の見本は首の取り付け角度を間違えていると思います)左腕の角度だけ微妙に調整しましたが、その他はダボをアテにして組んだだけです。特に右腕・右手首とPPsh-41がぴったりフィットするのには感動しました。素組みで目線と銃の方向が一致するフィギュアってなかなか無いんですよ...写真はサフを吹かず、もちろんパテも一切使っていません。まさにヴォルスタッド氏のイラストがそのまま立体化されています。PPsh上面のスリット・銃口もスライド型で再現されています。

#C
MP40を構える下士官。皮装の防寒服を着用。(例によってドラゴンの見本は胴体の幅・厚みがちょっと妙な感じに写っています。もしかしてテストショット?)MP40はもちろん銃口と照準サイトの窪みあり。機関部は別パーツで(写真では写っていませんが)左側にある隙間も綺麗に再現されています。驚くのが腕・手と銃のフィッティングの良さです。仮組みの後、右腕(のダボ)を基点に組み上げてていくだけで綺麗に銃を持たせることが可能です。

#D
Kar98のボルトを引いて装填中のポーズです。何の調整もせず、右手が綺麗にボルトに掛かるのが見事!(ドラゴンの見本では手の取り付け角度を間違えている...と思うのですが如何でしょうか?)
Kar98はサイトや銃口のくぼみが再現され、機関部が別パーツになっている素晴らしい出来。(ボルトの部品は写真で使用している、ボルトを 引き出した状態と、通常の状態の2パーツがセットされています)オーバーコートは四分割で皺や襞を綺麗に再現。

#E
なんと言ってもMG42の出来が素晴らしい!同社のアクションフィギュアに付属しているMG42のデータを1/35に凝縮しているのでは...凄い情報量です。写真では解りづらいですが、顔を顎紐の直前で前後分割しているため、紐が顎に食い込んでいる様を自然に表現できています。脚の投げ出し方、よじった背中に出ている皺の表現が良い感じ。パテは使わず、サフも吹いていない状態、角度や勘合も殆ど無調整です。

四体組んだところでの感想です。
部品数が多く、すりあわせに時間が掛かるかと思いきや、普段のドラゴンフィギュアより余程すんなり組めるので驚きました。パーティングラインや湯口の位置も良く考えられているので、下処理も時間が掛かりませんし、ダボも概ね当てにして良いと思います。インジェクションフィギュアの歴史の転換点とも言える企画力、優れたプロポーション、自然なポージング、従来の自社製品に対する丁寧なフィードバックの成果など、どの切り口でも一流の素晴らしい製品では無いでしょうか。